楪 侑子@復活!の投稿作品一覧
-
*Len side
亞北が教室に入ってきたことが全ての始まりだった。
「んだよ、お前かよ」
リンかと思った俺は冷たく言い放った。
こいつは別にどーでもいい。
「レン君に話があるの」
あいつはそう言ったんだっけか。
「あたし、レン君のことが好きだから」
「・・・」
返事はしなかった。...初恋の円舞曲 11
-
コツコツと規則正しいハイヒールの音を響かせて未来(ミク)は歩く。
綺麗な夕日がアスファルトに未来の影を映し出す。
ふとそこで、足を止めた。
なんの変哲も無い、ただの住宅街。
相変わらず夕日は町を橙色に染めている。
そこに歩いているのは、高校生のカップル。
女の子が恥ずかしそうに男の子の少し後ろを歩い...【初音ミク】夕日が照らす坂で【夕日坂】
-
いつも歩く通学路。
よく晴れて、暑くなってきた通学路。
隣に居る美少年。
私の〝友達〟・・・?
レンは、私の何?
グミに言われて生じた、この疑問。
今日こそ、絶対に確かめる―――
*
・・・だけど。
「ごめんっ今日委員会あるから教室で待ってて!」...初恋の円舞曲 10
-
白い雪は、誰の為でもなく降り続ける。
少し寒いのか、傍らにいる恋人・・・リンは、ぶるっと身体を震わせた。
「リン、寒いのか?」
「ううん、大丈夫」
正直、北に二人だけで引っ越して良かったのかどうかは分からない。
けれど、それで少しでもリンが、リンの病が治るのならと、こうして二人で寄り添っている。
「...soundless voice
-
馬鹿みたいに大きな音で目覚まし時計が鳴る。
それを叩いて黙らせる。うるさい黙れ、時計の分際で。
朝が来た。
来たのは分かってる・・・けど。
「うぅ・・・」
起きづらい。昨日はいろいろありすぎだし。
作者は出しゃばり過ぎを反省してもうこのシリーズで出てこないって言ったし。グミも無事だし。
とにかく今、...初恋の円舞曲 9
-
「アタシ、好きになっちゃったみたい」
この言葉は君に突き刺さった。
そうでしょ?すごく痛そうな顔してるよ。
その、傷口から漏れ出す液を
「そう」
愛、と。
「じゃあ、サヨウナラ」
形容してみた―――
*
思えば、出会いは簡単かつ単純で。...【GUMI】愛世は静かに消えてゆく【モザイクロール】
-
今日はあたしにとって、すっごく特別な日。
「グミちゃん、お誕生日おめでとう!」
朝一でウチに来て、花の様な可憐な笑顔でプレゼントをくれたのはミク。
「ありがとう!空けていい?」
「うん!いいよ」
中に入っていたのは、なんと、たくさんのネギだった。
う~ん・・・ネギをこんなにもらってもあたしはミクみた...【GUMI】2011年6月26日。二人の始まりと、誕生日。【誕生祭】
-
エンクロージャー(enclosure)とは、元々「取り囲むもの」という意味で、精密機械を格納する筐体のことである。
そして〝人間の形をした〟エンクロージャーを
〝VOCALOID〟という。
*
箱の中、精密機械である〝人の形をした二体〟は軋む。
この精密機械は歌うためにある。
片方に〝感情〟を知らな...エンクロージャー(enclosure)【自己解釈】
-
*Rin side 逃走劇
悪魔な顔・・・レンより数段上を行く悪魔は、私のケータイを持っていた。
「ホラ」
私に投げてよこしたケータイには、“私からグミに送った”ことになっているメールが開いてあった。
『グミ、今すぐ助けて!レンの家までっ』
「最低・・・」
リント君は黒い人たちを合図して追い出した。...初恋の円舞曲 8
-
「と、いうことで~」
「ぐぇ!?」
「レンカはレン君とお買い物という名のデートをしたいのでぇ、ばいばいっ!リント、後は任せた!」
レンカちゃん、凄いスピードで走って(逃げて)いく。
うわぁ・・・オリンピック選手になれるんじゃない?
「離せこの怪力女!おい、リン、どーにかしろ、やめろっつの!」
レンカ...初恋の円舞曲 7
-
「天然?ワザと?」
「な、何が・・・」
レンは短く溜息をついた。
なんかいけないこと言っちゃったかな?
とりあえず、空気が帰ってほうがいいって言ってるから帰ることにしよう。
「勉強教えてくれて、ありがt」
「このまま帰す訳ないじゃん」
引っ張られたと思ったら、背中でボスンと鈍い落下音。
真上にレンの...初恋の円舞曲 6
-
「ミヤぁぁぁぁ」
うん、グミ。ハートマークついてるよ。
(ハートマークはピアプロでは反映しないのです by侑子)
「うわっグミまた誰かシめて来たのか?」
ミヤは喋ってるけど、レンはそこにいた下校しようとするクラスメイトと喋っていた。
かまってくれないとちょっと寂しい。
「ねぇ、レン」
声をかけたら話...初恋の円舞曲 5
-
一緒の家から出発する以上、ほぼ必然的に私達は一緒に登校する。
「あ!」
「何?」
「数学の教科書忘れたぁ・・・」
隣の美少n・・・隣の悪魔はため息をついた。
「お前マジ天然か」
その間、いろんな人の視線が自分に集まってきてるなんて。
やっぱりおっちょこちょいな私は気付いていない。
*
「リィィィィィ...初恋の円舞曲 4
-
「まぁ、そーゆーことなんで」
現状を受け入れられません。
「あのー・・・レン君・・・だよね?ぇ、これどういう?」
「そのまんまだろ?てかレンでいーし。えっと、お前誰?」
名前知らないのかよΣ(*゜Д`;)
「リン!鏡音リン!」
「ふーん・・・鏡音って他にもいるんだな・・・世の中広いな」
「はあ」
...初恋の円舞曲 3
-
Let`s 息抜き!
勉強ばっかやっててもつまんない!
そうです、これは国語のテスト勉強です!
文章力を高める勉強です!
んじゃ、言い訳も出来たことだし今日は曲を開拓もとい解釈していきますか!
*裏表ラバーズ*
「・・・あ」
目が覚めたら私の横には男の人が寝てた。
「いつの間に寝たんだろう・・・」...文章力を高めるテスト勉強(←
-
「いってらっしゃぁい・・・」
飛立つ飛行機をたった一人でお見送り。
両親は仕事の都合でニューヨークに行く飛行機。
しかも私は置いていかれた・・・
後ろには社長さんとそのご夫人。
今日からお世話になる偉い人・・・
「君に寂しい想いをさせてしまった。申し訳ない、リンちゃん・・・」
社長さんは深々と頭を...【どうして】初恋の円舞曲 2【居るのよ】
-
世界で一番おひめさま――――――
そういう扱い心得てる...だろ?
*
「どこがいつもと違うでしょーか!」
私服に身を包んだオレの彼女...鏡音リン。
一生懸命考える。
考える。
...まだ考える。...【リクエスト】ワールドイズマイン【レンver】
-
「あっ初音ミクだ!」
「なんで歌姫がこんな所に!?」
・・・いいでしょどうだって。
私は最近巷で有名になり始めた歌手のたまご。
今日はとある人を待ってる。
私がちょっと有名になる前から付き合ってる大好きなひと。
「ミク!」
「遅いよ」
初音ミクオ。みんなクオって呼ぶ。もちろん私も。
クオはかっこいい...【リクエスト】世界は私のために回るの!!【クオミク】
-
のどかな朝。
いつも通り同じ制服を着た学生達は登校中。
私、鏡音リンも登校中。
作者は遅刻させるのが好きだけど(初作参照)思い通りになる私じゃない。
だって今は7時40分、遅刻するなんてことあるはずがない。
そう、よっぽどの事故がない限り・・・
「ぴゃああああああああぁぁぁぁ・・・」
shout!っ...【運命はかくのごとく】初恋の円舞曲 1【扉を叩く】
-
あたしは今、ミヤの家にいる。
ミヤはあの時殴られて頬が腫れていた。
そんなことを気にすることもなくあたしを引っ張って自分の家に連れてった。
「お前、あのままついて行ったらどうなるか分かってた?」
「うん」
「馬鹿!」
「ミヤには何も・・・分かってないじゃん」
あたしは本当に馬鹿だ。
素直じゃない、人...【リクエスト】チョコレート。2【ミヤグミ】
-
「まぁーたお前かぁ・・・グミ!」
「は?ミヤはあたしが何をしたってイウンデスカ?」
あたしの名前はメグミで、アイツの名前はグミヤだけど2文字の方が短いという理由で〝グミ〟と〝ミヤ〟になった。
以上はミヤの考え。以下はあたしの本音。
本当はあたし、ミヤが好きです。
〝グミ〟って言われたとき嬉しかった。...【リクエスト】チョコレート。1【ミヤグミ】
-
嬉しすぎてやっちまったwwww
自分で祝っちゃう。
*
今日侑子がメッセを見ると・・・
・愛すべき読者様からのめっせ(*´∀`*)イツモアリガトウ
・ピアプロからのめっせが二件
え?ピアプロ?削除依頼?あうあうやりすぎた?
「【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ1【サボリから始まる出会い】が注目...有難う、皆大好きです!
-
シベリアのリクでカイリンを書かせていただくことに。
らしくないです。ごめんなさい。
*
「カイト先輩!連立方程式の応用問題が分かりません!」
校門を出たところで俺に声をかけてきたのは金髪の女子。鏡音リン。
金髪だけど別に素行が悪いわけではない。
「なんでこんな時間まで残ってんの」
リンは中等部の2年...【カイリン】生意気少女と童貞は【リクエスト】
-
実亜さんのリクで、レンとリンデレラの続きを書かせて戴きます!
*
家出(というより駆け落ち)から一ヶ月が経つ。
本当にレンや菜美さんは良くしてくれて、おかげで私は毎日笑ってすごせた。
お母さんが一度挨拶に来たけど、そこにお父さんは居なかった。
「娘を宜しくお願いします」
それだけ言ってお母さんともお...【ロミシン 鏡音ver(アンコール)】世界一のシンデレラ【実亜さんへ】
-
*Rin side
翌朝。
私を待っていたのは来なくてもいい朝だった。
昨夜居たはずのレンはもう居なかった。
少し気分が悪い。
それでもレンの様子が知りたくてリビングに足を進めた。
「おはようリン」
レンはいつも通りの笑顔で普通に言った。
「おは・・・よ」
「顔色が悪いわよ、リン。どうしたの」...12時の針と二人の距離 10【アドレサンス】
-
※卑猥な表現があります。ご注意ください。
*Rin side
1時5分。長針と短針が再び重なり合う。
それと合わせるかのように、私たちもひとつになる。
時を止めて欲しかった。
このまま二人でひとつになっていたかった。
刻む鼓動一つ一つをシンクロさせて。
「リン?」
「レンっ・・・」
何度もお互いの名...12時の針と二人の距離 9【アドレサンス】
-
※卑猥な表現がありますのでご注意ください。
*Len side
かろうじて残る理性で僕はリンに言った。
「明かり、消すから」
リンは首を縦に振った。
「お化けなんか怖くないから」
幼い言い訳はもう終わり。
双子としてずれているのなら。
今度は〝リン〟と〝レン〟で繋がればいい。
時計の長針と短針みたい...12時の針と二人の距離 8【アドレサンス】
-
*Rin side
―――ガチャン・・・
レンが扉を閉めるとき、一瞬戸惑ったのが分かった。
困ったような顔で私を見る。
「リン」
私はレンに抱きついた。
私はレンに甘えるとき、いつも抱きついていた。
パパとママは知らない。
いくつになってもずっとじゃれあってたこと。...12時の針と二人の距離 7【アドレサンス】
-
2日目は待ちに待ったUSJ!!
すっげぇ怖いジェットコースターがあるって言うからちょっとビビってる。
そーゆーの無理だし・・・
「これ乗ろうぜリン」
「え・・・コレ?」
例のジェットコースター・・・
「怖い?」
「ぜ、ぜんっぜん!」
レンは笑った。見透かされてるんだ。
「ホントは怖いくせに」...【修学旅行】君と過ごす三日間は【大阪編】
-
「忘れ物はないの?」
お母さんが今日何度目かの確認をしてくれる。
1回言えば分かるのに・・・心配性め。
「もー大丈夫だって!いってきまーす!」
今日は学校のメインイベント(?)修学旅行の日!
昨日から眠れないくらいあげぽよですっ
この3日間は受験なんか忘れて遊びまくれるんだからいいよなぁ・・・
行く...【修学旅行】君と過ごす三日間は【京都編】