タグ:弱音ハク
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無数の色の毛糸で編まれた西南から輸入されたであろう絨毯を踏みしめる。質のいい毛糸が、キシキシと新雪を踏む時にも似た心地よい触感を足に伝える。光を頭上からもたらすシャンデリアは豪奢であると同時にいかに美しく光を広げるかを計算された精緻な造りをしている。
自身にあtがわれた部屋を見回して、初音は短くため...歌姫の鎮魂歌6
銅色
※ここからはTurndogの記憶がないためルカさん視点でお送りします※
迂闊だった。
よくよく考えてみれば、ここまでくる最中、既にめーちゃんは酒臭さを漂わせていた。
あのめーちゃんの事だ……ここに来る前にも、既に芋焼酎20本以上空けてべろべろに近かったんだろう。
そんなへべれけめーちゃんがまともな思...dogとどっぐとヴォカロ町! Part5-2~Turndogの暴走~
Turndog~ターンドッグ~
ボーカロイド達の設定年齢は、多くが未成年である。
ミクは花の女子高生である16歳。リンとレンは思春期真っ盛りな14歳。
だが中には、二十歳を超えたボーカロイドや、設定年齢こそないものの初代エンジンのため大人扱いされるボーカロイドもいる。
そう―――――メイコ、カイト、そしてルカさんだ。
ヴォカロ町で...dogとどっぐとヴォカロ町! Part5-1~『whine&wine』とバーテン・ハク~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#2
「結局、鏡音は何が言いたいのだ?『初音ミクのように悪の全てを滅ぼす』のが望みか?」
神威の言葉に座が沈黙する。神威は顰め面で面々を見回す。
「氷山が『鏡音レンのリリックコードは危険だ』と言っていたが、実際はどうなんだ弱音准将」
亞北ネルが嘴を挟む。
「氷山に聞けば...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#2
九十九折坂の狐
――――――――――#1
窮地の最中にある。一旦事が起きれば、すぐに死地だ。
神威がくぽだけなら、なんとでもなると、余りにも甘い考えをしていた。
奴が参加する宴会、全員が攻響兵だ。最悪だ。正攻奇攻あらゆる全てが不利。
神威がくぽ、猫村いろは、亞北ネル、弱音ハク、巡音ルカ。初音ミクと共に、メデ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#1
九十九折坂の狐
#28
「私はね……正々堂々戦いたいの。私は今から心を読むのをやめるわ」
ハクのその言葉を半信半疑ながらも、傷を治してもらうメイコ
「さ、これでいいはずよ」
二コリと優しく笑ったハクは、メイコの頭をなでる
「子供扱いですか……」
メイコは警戒しつつ、不服そうにその手をはらう
「ふふ……ごめんなさい」...0と1に響く言の刃#28
しるる
#27
錫杖の先端に付いている刃を、メイコに向けて突撃するハク
メイコは一歩もそこを動かない
「ふふ……見切る気ね。けど!」
ハクがいきなり方向を変えて、壁に向かって走る
そして、壁を蹴って勢いをつけてメイコを襲う
「それくらい!」
それをメイコはよんでいた……が、よけれなかった
「……かはっ!」
...0と1に響く言の刃#27
しるる
#26
「やっぱり……そうなのね」
メイコはカイトの口からきいた真実に、とても悲しそうな顔をした
「はは……そんな寂しい顔をしないでくれよ。僕にも、まだやれることがあるんだから。このことはみんなには内緒だよ?」
カイトが二コリと笑う
「でも……」
メイコが心配そうにカイトに近付く
それをカイトが自分...0と1に響く言の刃#26
しるる
#25
レンが自分の部屋に戻ろうとした時だった
「あ、君!」
後ろから聞いた事のない声を感じた
レンが身構えながら、振り返る
「あ……ごめんごめん。驚かせちゃったかな?私、ここに新しく配属になったんだけど……この施設の入口に呼び鈴とかもないし……」
その人は白い長い髪を青いリボンで束ねている女性だっ...0と1に響く言の刃#25
しるる
14+15+14+15
花は開くころに忘れられ
その身朽ちるまで徒花咲かす
きっと同じように生き着いた
先で腐り果て果実をこぼす
8+8+8+8+8+8+8+7
モノクロの世界
潰れた果実が
彩る悪趣味
赤色ひとつが...マイキャンバス
綾取り
#20
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施設の近くにバグが大量発生した時のこと……
「おらぁぁぁ!!おし!これで100!!」
カイトがバグを【蒼天】で貫き、にやりと笑う
「まだまだぁ!!これでまとめて、とりゃぁぁぁ!!よし!101!!!」
メイコが長い刀を活かして、数を稼ぐ
「こら!馬鹿してないで、しっかり...0と1に響く言の刃#20
しるる
#19
>>>>>>>>
今日も、カイトとメイコは訓練にいそしんでいる
「さぁ!いつでもいいわよ!二人、まとめていらっしゃい?」
ハクが銀色の錫杖(しゃくじょう)をしゃらりとならして、構える
「おい!脚ひっぱんなよ!」
カイトが【蒼天】を振りまわす
「うるさいわよ!カイトがミスしなきゃ、大丈夫よ!」...0と1に響く言の刃#19
しるる
#18
レンを怒らせてしまったカイトは、あれからずっと外を眺めている
「カイト……何してるの?」
そこにメイコがやってくる
「あ、いや……ちょっと……考え事を……ね」
カイトの顔が笑顔だが、どことなく元気がないのをメイコは見抜く
「ふぅん。ま、言いたくなければ別に言わなくてもいいわよ」
メイコはそう...0と1に響く言の刃#18
しるる
#38「さよならとテト」
前回のあらすじ
深夜0時を回り、彼らが帰ると言いだした
そして、彼らは「次はない」といった
さらに「私たちはデータ本体ではなく、データの削りカスみたいなもの」とも……
「削りカス……?い、一体、どういうことですか」
私には彼らの言葉を理解できない
すると、カイトさんが前に一...みんなにインタビュー(仮)#38
しるる
#31「行方とテト」
前回のあらすじ
私とメイコさん、がくぽさんは、引き続き料理を
その様子をカイトさんがニコニコしながら見ている
そして、リリィさんは口をガムテープでふさがれ
ミクさんは、寝ぼけているルカさんに抱きつかれていて
「まぁ、ルカはもう少ししたら起きるでしょ」
メイコさんはそう言って、特...みんなにインタビュー(仮)#31
しるる
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:29
「よっし、コレで終わりか」
櫂人は寮の自室で引っ越しの準備を終えた。その時ちょうど携帯が鳴り取ると、
『もしもし、櫂人? 』
「何だメイか。どうした」
『いや確か今日退寮する日でしょう? 』
「あぁ、そういえばおまえも...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:29
へっぽこなGrau(近況:生きてます
#24「結局とテト」
前回のあらすじ
な、なんかよくわからないけど、リリィさんが、ネルさんにくっついておかしくなった!
そして、それをグミさんが椅子で殴ってしまった
えええええええ!!
幸せそうな顔のまま倒れているリリィさん
「えええ?!あ、あの……リリィさん、うごかないけど大丈夫ですか?」
「あ、...みんなにインタビュー(仮)#24
しるる
#23「豹変とテト」
前回のあらすじ
極度の方向音痴……というか、色々、やばいのでは?と思うグミさん
その世話をするリリィさんは、大変だなと思う
そして、私たちはリビングのドアに手をかけたのだった……
「みなさん、寝ているのでお静かにお願いします」
私は口元に人差し指をあてて、グミさんとリリィさんを...みんなにインタビュー(仮)#23
しるる
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:28
会場に流れるBGMが眠気を誘う。
「あー、かったるい」
留佳は退屈そうに呟いた。
今日は望嘉大付属高校の卒業式。他のクラス席に眼を向けると櫂人や芽衣子の姿がすぐに見つかる。櫂人は少し眠そうにしていたが、芽衣子は真面目に...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:28
へっぽこなGrau(近況:生きてます
ミルク色の便座が一定の
静寂を悲しく そそる、
とつぜんの、停電だ
うす暗い闇のなか蜘蛛の巣で まどろむ
午後の女王蜘蛛の憂鬱がはじまった
…閉じ込められてしまった
紅鶴木といわれた少年は
ガクガクとふるえて
窓の外をみた、
犬持の背後に...赤い蝶の界①---9/10
ゆめ咲扇
――――――――――#10 /第4話fin
正面切って、「今日はアラとかも出す」と言われた様な物だ。確かに美味しいし、高いマグロを入れたのだろうとは思うが。
「旨いな……」
「せやな……」
「ふむ」
「この香味、味を生かしてとても濃い味わいにしていますね」
「うむ。旨いな」
猫村中将と...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#10/第4章fin
九十九折坂の狐
#19「眠気とテト」
前回のあらすじ
大人になってあらわれたリンさんは、レンさんと喧嘩して……
メイコさんに再び、封印されてしまった
「なぁ、ほんとにあのままでいいのか?」
ネルさんが、うごく段ボールとのびている二人を見てそういった
私の気持ちを理解してくれるのは、この人だけだ
「う~ん、たしかにカ...みんなにインタビュー(仮)#19
しるる
――――――――――#9
「失礼します。女将のメイコでございます」
座敷に入った一行に、挨拶に来たメイコは一目で雰囲気が最悪なのを見て取った。口上を切り上げて正座しながら深々と一礼する。
「本日は、西のローランドで良い魚が陸揚げしましたので、海鮮が大変美味しゅうございます」
「ああ、ローラン...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#9
九十九折坂の狐
――――――――――#8
はあ。困った事になった。亞北ネルと巡音市長が射る胡散臭そうな視線を正中線からちょっと右よりあたりに十字砲火されてる。
「「弱音准将?」」
「……私が、今日神威中将閣下と初対面だというのは知っていますか」
物いいたげなハモリに対し、中央から出向してきた天才参謀弱音ハク...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#8
九十九折坂の狐
――――――――――#7
猫村いろはは垣を見上げた。なんとも無粋な、信長の気持ちが分かるような戦いを舐めた造りだ。
「これは、面白い趣だな」
一人ごちたのを、巡音が耳聡くして返事をする。
「ここの主人は何分、変わり者ですから」
「左様か。見れば分かる」
猫村はぶっきらぼうに返事をする。呼...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#7
九十九折坂の狐
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:27.5
氷川のデスクで芽衣子はこれから先の進路や受験の話を相談した後、職員室を後にした。外はもう日が沈んで相当暗くなっている。靴箱から正門に向かう途中で、
「メイっ」
「荒巻先生」
声をかけられ駆け寄ると、どうやら岳歩も今...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:27.5
へっぽこなGrau(近況:生きてます
『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:27
どうというわけではないのだけれど、何処もかしこもにわかに浮き足立っている様な雰囲気が漂う校舎。
本日2月14日。
『昨今友チョコとかあるから男も女も関係ないよね☆』みたいな素知らぬ顔をして、でも何処か心待ち顔しているそ...『じゃまけんっ! ~望嘉大付属高校 ジャマイカ音楽研究会~』session:27
へっぽこなGrau(近況:生きてます
#16「異常とテト」
前回のあらすじ
新たに、カイトさんがのびた……
原因は、乙女心に対する配慮が足りなかった事……なのか?
「ネル……こっちにきて、すわって」
そういって、ネルさんを手招きしたのはハクさんだった
「あれ?ハクさん、ネルさんと親しいんですか?」
「……え?」
ハクさんは、泣きそうな目...みんなにインタビュー(仮)#16
しるる
#15「嫉妬とテト」
前回のあらすじ
カイトさんと、ネルさんがやってきた
しかも、彼らは勝手に我が家を出入りしているらしい……
私は深く深呼吸し、リビングに戻る
その足取りは重く、いっそこのまま、そこの玄関から逃げ出そうかとも思った
が、結局のところ、それでは何の解決にもならない
この恨み、辛みは、...みんなにインタビュー(仮)#15
しるる
――――――――――#5
昔、ルカは平凡よりもちょっと貧乏な家に育った。父はしがないWeb広告会社の経営をしていて、社員は5人という小さな会社だった。家に居る時間も多かったが、ちょっと遊んでくれたり勉強を見てくれたりする以外は、真剣な顔でパソコンに向かっていた。母はパートに出て安定しない家計を支え...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#5
九十九折坂の狐