赤りんご@の投稿作品一覧
-
Dust trail
詩:赤りんご@
これからどうしよう
ここからどうしよう
変えられるのか自分自身を
見たくもないリアルの中に
写っている太陽とアンチテイル
そうだこうしよう
活動の中に秘めた「これから」を
そうだ今日はここに捨てよう...せいさく
-
サンキュー・またね
詩:赤りんご@
お風呂場で歌いながら
お掃除していたの
少しお別れする事
思いながら歌ったの
少しの勇気と愛情と
少しの物音と雑音が
混ざり合った交差点で
冷たさに溺れて下だけ向いた...サンキュー・またね
-
地球儀
詩:赤りんご@
ただの道ただの人ごみ
いつも通りマニュアル通り
つまらない笑顔につまらない足音
目を虚ろにして歩く空の下
冒険したかった窓の外から
色の無い風景と雑な風景と
人のいない空気に慣れた気がした
何の取り柄も無いこの僕に...地球儀
-
金魚
詩:赤りんご@
お祭りで見つけた赤い金魚
何故か皆立ち止まって魅入っていた
とる為に必死に頑張った隣で笑う君
嬉しくて集中すらできなかったよ
ああこの金魚ように
世界の荒波にも負けない
自由に泳げる勇気を
僕にください...金魚
-
愛型重病(ハートガタシンドローム)
詩:赤りんご@
私の中の心が響いてるよ君に
ベルのように鳴り響いて止まらない、止めてよ
ある日桜が散った頃に
雨宿りしてたらふと声がしたの
「急に降ってきたね」びっくりして固まってた
「うん」一言だけ、もっと上手く言い返せばよかった...愛型重病
-
ハイソックスとハイヒール
詩:赤りんご@
TPO考えろ?
疲れた休みたいさっさと受け入れて
分かったからそんな文句は
乙女心分かってない様子
TPO考えない
私は一切変わらないから
あなたにも教えない
乙女心わかってほしい様子...ハイソックスとハイヒール
-
あめふり
詩:赤りんご@
あめふりふるあめふりふらり
道路の真ん中を歩くの
あめふりふるあめふりふらり
ふらりふらふら揺れる想い
傘は持ってきたけど濡れたいの
濡れた髪の匂いがいいの
孤独の雨に打たれて
涙に見えてくるのは私だけ...あめふり
-
知ってます。
詩:赤りんご@
君の秘密、知ってます。
君の涙、知ってます。
君が好きなもの僕も好き
全部を通して知ってます。
ほのぼのした絵本が君は好き
僕は好きではないけれど
君が好きなら僕も好き
君に合わせることだけが...知ってます。
-
キューティクルバルーン
詩:赤りんご@
月曜日は美容院
髪を綺麗にしてもらいましたけど
週4ペースで可憐なのです
火曜日は教室
ヨガにフラダンス、お料理
その他もろもろ自分磨き
自分探しです
自分探しとか自分磨きとか...キューティクルバルーン
-
90度前
詩:赤りんご@
信号が変わった自転車の色
泣き叫ぶ猫は今あくびをしてニヤりと微笑んだ
明日は躓かない
昨日も躓かない
止まった信号機変わらない赤の点滅
ビリビリ伝わる来世
会いましょう言葉遊び
崩れるヒールの達磨落とし...90度前
-
僕になるから
詩:赤りんご@
やっぱ違うんだね
僕が僕じゃないんだ
離れた君の距離感まだつかめないよ
自分勝手な理想
自己主張の塊
どれだけ嫌な物体なんだろう
曖昧なルール
答える沈黙のレール...僕になるから
-
屁理屈ブルームン
詩:赤りんご@
さあさあ手を取り合って
なんとなくで笑いましょう
ただただ眠れぬ夜を「もう一度、もう一度」てさあ。
嫌いなものを落とし穴に突き落とす
好きなものを大変いっぱい頬張る
君の頬はまるで子豚みたいだ
がんばってそりゃ無理だって。
諦めたら勝ち馬だろうが...屁理屈ブルームーン
-
さんさんア・ウェイ
詩:赤りんご@
どうぞどうもご家族ごっこ
いちにのさんしの勝負合唱
棘か針か茨か剣か
選択肢は沢山です
潤んだ瞳「あ、はじめまして」
今気づきましたなんて言えない
吸って息苦しいのは当たり前で
吐いて心地がいいのは当たり前...さんさんア・ウェイ
-
ゆっくりスクロール
詩:赤りんご@
家から出た僕の背中には
羽なんかなくてなんか空しくて
床に落ちた虚無感
拾い上げて何を試したいのか
分からなくてなんとなくでドアを開けた
もしもきっと君がこの窓を開けて
もしも必ず僕がその手を取って上向くなら
ここにもないあそこにもない探し続けて...ゆっくりスクロール
-
てふ
詩:赤りんご@
春 僕はお花畑
歩いてる人を見る
何人花壇を見上げては
「まあまあ綺麗な蝶々だ」
近くで見たその花壇は
何の変哲もない花畑
ヘッドホンつけたまま
鍵をかけた...てふ
-
たとえば、さあ
詩:赤りんご@
たとえば、さあ
ah・・・
たとえて、みたらさあ、ほら
「雨が降ったんだ今日は」
「靴の中が気持ち悪かったなあ」
「外に出たけど雨は嫌いかな
・・・嘘だ」
今なら走れば間に合う距離が...たとえば、さあ
-
one's only song
詩:赤りんご@
走り去るための勇気の歌 雨に打たれるほど辛い歌
誰かに勧められた歌 歌詞がよくわからない歌
何のために作ったのか何のために描いたのか
僕のお子様な思考には随分な重いリュックサックだ
いつかは分かるだろう意味も訳も全部全部
...one's only song
-
‘‘チック’’
詩:赤りんご@
イヤフォンから零れ落ちた
何とかチックな片思い
湿布で冷やしといた気持ちは
なんか、なんかさ迷子なんだ
昔から女っ気そんなのなかった、けど
この際聞いてみるわ私の心の
深くまで、さあ
チックチック...‘‘チック’’
-
ARGON
詩:赤りんご@
鼻をすんすんと通わせて
匂ってきた花の香り
それがなんかさ壁みたいに思えたから
登るのを断念しちゃったんだ
ナマケモノみたいにさ
なんだって捨てちゃう僕なんか
さっさといなくなっちゃえばいいのにな
水平にある僕の船は...ARGON
-
ウインドウ
詩:赤りんご@
まだ来ない君を待つ僕の背中
木目の綺麗なテーブルの上には
君のために君だけのために用意した
ガラスのグラスやフォークやナイフ
窓から溢れて出てきた音符を
五線譜に綺麗に綺麗に並べてあげよう
ハートみたいな君
ガラスみたいな僕...ウインドウ
-
青い春
詩:赤りんご@
着慣れた制服
玄関の呼び鈴が鳴る午前7時30分
「おはよう」と見慣れた君の
最後の呼び出し
いつか夢見た青春のど真ん中
膝よりちょっと上のスカート
笑う君の隣で笑う私を
桜が綺麗に送り出す...青い春
-
夢の国のラビリンス
詩:赤りんご@
頭の中の中、奥の奥しまってある
今日見た景色と昨日見た夢の話
あれ、なんだっけそこ、なんだっけ
回答はいつまでも見えないまま
なんだそうだあった
嘘ばっかり振り回してる
昨日や明日ばかりで
今日に足をすくわれてる...夢の国のラビリンス
-
seriously
詩:赤りんご@
真面目な君のその目は
僕をどこまでも追いやるように
まるで僕はうさぎのようだ
弱いか弱いうさぎだ
狩られるのが怖くって
逃げ回って這いつくばって
別に恥じる事でもないのに
でたらめばかりごまかす日々...seriously
-
たとえば、さあ
詩:赤りんご@
たとえば、さあ
ah・・・
たとえて、みたらさあ、ほら
「雨が降ったんだ今日は」
「靴の中が気持ち悪かったなあ」
「外に出たけど雨は嫌いかな
・・・嘘だ」
今なら走れば間に合う距離が...たとえば、さあ
-
ヘッドバッティ
詩:赤りんご@
僕の心の中の中の内の外側の奥
蹲って跳ねる飛び回る僕を横で見ていた
君はやはりそろりにやり微笑をこぼす
僕の手のサイズの器じゃ足らないくらいに
走り回る頭の中のみその内の脳が
二つ八つに分かれて騒ぎ立てるスイーツトーク
ないないいないなヘッドバット喰らっ...ヘッドバッティ
-
僕らの羽の根
詩:赤りんご@
手の中にあったはずの僕の羽を
ひとつひとつ増やしていった
やり残したことなんて残そうなんてなんて
思ってないから
手紙だなんて今更だなんて
諦めがついちゃうのは
悪いくせで
僕らの背中には何があるんだろうな...僕らの羽の根
-
僕だってエトセトラ
詩:赤りんご@
昨日の夜書いた手紙の裏
落書きだらけのクレヨンで
僕が描いた夢の中に君なんていなくって。
読み続けてた本を読み終わって
空気を入れ替えようと開けた窓
小さな小鳥のさえずりなんて僕の耳に
入ってきやしないやいや
開けたばかりの箱、箱を...僕だってエトセトラ
-
廊下のバイクは危険運転
詩:赤りんご@
入学式桜なんか季節外れだったとかさ
番号順の僕の後ろ僕を笑ってるように聞こえてさ
小学生のとき大好きな先生に聞いたんだ
「廊下を走ってるとバイクに轢かれるぞ」って。
そんな馬鹿みたいな事あるはずなんてないのに
皆僕の大好きな先生の事信じちゃ...廊下のバイクは危険運転
-
モノクロ:ノート
詩:赤りんご@
A
選べるものはカラーと2色
見えなくなるのは恐ろしきかな
嫌ですなんて拒否しても
どうせ許してくれなんかないくせに
B
間違い探しをしてみても
明日と昨日は対比する...モノクロ:ノート
-
勿論は気にするものです
詩:赤りんご@
さらさらと淡々と流れる時間を
自分自身を流して過ごしていた
見えなくなったもののそれ以外見ようとなんかしない
渦巻く太陽に「おはよう」をいった午前7時前
春がきたら夏が来ます。
夏がきたら秋が来ます。
秋がきたら冬が来ます。
冬がきたら春...勿論は気にするものです
1
- 2