nIbomの投稿作品一覧
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万華鏡
花が枯れて 希望は永久の底
僕が君に託した鍵と時計
「さらば、友よ」 今は分かれて
ひとり 別の道を辿ってる
機械仕掛けの惑星が
空の真ん中から落ちた
la Música 応えて
いつの間にか過去も未来も
うずまき銀河に 呑まれて...*万華鏡
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Summer memory
今でも覚えてる 青空 果てもなく
夢語った言葉も 奇妙な口癖も
都心の狭い空 僕らは見上げてた
入道雲を指差して君は笑う
真夏の熱中症で
ぼんやり夢を見た
秘密基地の庭に
隠した地図はどこにある?
『 明日の予定も未定 』...■Summer memory
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この世界がもしも明日終わるのなら…
「変わらぬ日々。」と 「退屈だよ。」と
言い合えること こんなにも幸せだったんだと
明日信じて 昨日忘れながら
今日という日だけ繋いで生きていけたらいいのに
君が微笑む 涙に濡れて
嗚咽飲み込み 歪んだ笑顔で
「ふたりの時間を一つずつ刻み付けよう。」
最期の日(お...■この世界がもしも明日終わるのなら…
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ニルヴァーナ
凍てついた星 飢えた月 そんな夜更けに
僕が待つ瞬間 キミの笑み 引き裂く現実(リアル)
無機質な夢 誰の幻影? 正気じゃないね
空を切る腕 僕の中 満ちる空虚感は
罅だらけの 箱の底で 蹲る僕の手に
キミが乗せた 脆い 明日のパノラマ
目を閉じ キミが名前呼ぶ方へ
走り出す 全てを変...■ニルヴァーナ
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Call of the collapse
今際の微睡みに彼は哭く
祈りにも似た響きが風となる
『…誰ガ為ニ?』
斑に煙る街 堕ちた憧憬
断末魔の消え失せた天空回廊(プロムナード)
彼は今も変わらず 中空を駆け行く
檻の中で僕が見る幻想
(The death loves me till the end...Call of the collapse
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Deneb
キミの涙は雨のせい
逢いに行けない 七夕
天の川さえなかったら
キミは笑うのに
てるてる坊主 提げた窓辺に
キミは片肘ついてる
小さな溜息
このボクの背中 キミが笑えるなら さあ
しがみついて 彼のもとへと 今すぐ飛んで行こう!...■Deneb
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Sunny rain
突然の雨に
濡れたままで走った
蝉の声が雨垂れを
縫うように鼓膜で弾けたんだ
- Rainy -
光を溶かした
天気雨が 夏を
連れ去ってく 前触れも無く
叶わない夢だけ胸に残し...■Sunny rain
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晩夏の蛍
夜の帳が星を隠す
闇空に揺れ 燃え落ちる蛍
手を振って 「マタ、アイマショウ。」
君の言葉も今は遠い
水飛沫が水晶に変わる
彼岸の川辺へ…
記憶が零れて消えゆくならば
私はここで蛍火になるわ
切ない想いを光に変えたなら...晩夏の蛍
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サテライト
流れ星 落ちていく
触れる電線 声はどこだィ? 声はどこだィ?
有線のボクのパルス
キミに届ける為の合図 キミはどこだィ?
Do you hear me?
プカプカと夢見てた
まるで銀河の片隅で芽を出した根無し草みたい
流れ星数えてる
名前も知らない キミの声 聞くまでは...■サテライト
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Solitude
たどたどしい指で辿る音は
音楽にはなれずに床に落ちる
難しい言葉を重ねてみても
ひとりの虚しさは消えやしない
秒針が今 移ろいを告げて
思い出が静かに降り積もる
共に居た時間はアルバムの隅っこに
閉じ込んだまま
「忘れない」と どんなに泣き叫んでも...Solitude
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カ・ン・ヅ・メ
腐ったモノは蓋をして缶詰
キチンとこなすよ ノルマ
鼻がもげる様な異臭の中で
僕等は今日も勤労中
目を刺す刺激に泣けてきちゃうよね
後ろめたさに馴染んで
君も僕も気味が悪くなったら
やっと一人前だね
ベルトコンベアとイカレたロック...■カ・ン・ヅ・メ
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月影に揺れる薔薇
鮮やかな花園を
月光が染めてゆく
許されぬ結末を
待ち侘びた花 一輪(ひとり)
輪廻を絶つ鎖
傷跡をなぞる涙は乾いて
閉ざされた楽園
私が望んでた終焉(ラスト)
偽物の箱庭...月影に揺れる薔薇
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Isolation Tank
セピア色 染まる約束を
鋏で切り裂いてバラバラに
あなたがくれた言葉すらも
ただのひとつも覚えていない
やがて 心臓は唄を奏でる
ルララ 旋律が零れ落ちる
やがて 意識は大気に溶けゆく
ルララ 私は今 落ちているの
背中から生えた羽なんて...■Isolation Tank
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燃え堕ちた月
A
ドブ川には置き去りの心が転がってる
悪意が街を覆う夜に
共鳴する心臓は早鐘を打ちながら
生きる感覚を蝕んだ
B
逃れられず闇に堕ちゆく痛み
歪みきった世界に突き付けた答え
S...■燃え堕ちた月
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神隠し森の夏祭り
さざめく夜に夕涼み
散る火花に笛太鼓
浴衣帯に華を添えたら 走り出す
君の後姿を追いかけて
熱くなる頬に出目金がキスをした
闇の色に染まった木々の向こう
轟く音に二人で笑い合う
人の波をするりと逃げだして
高鳴る鼓動のままに...神隠し森の夏祭り
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Summer Blue
あの夏の日がまだここに居る
弾けず浮かぶ泡(あぶく)のように
コバルトブルー 四辺の窓辺
キミの筆先 ポタリ落とした
ずっと抱えたまま 何か重いモノ
きっとそれはキミが探していた宝物
ひとつ ふたつ みっつ よっつ
数えながら歩幅合わせ
いつつ むっつ ななつ やっつ...■Summer Blue
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Knows
砕けた光の粒が
波間に紛れて消えた
過ぎゆく時の歌声
聞こえる
潮騒の彼方に
世界の転がる方へ
僕らの明日はほどけて
いつだって不安ばかりで
未来を探る...Knows
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徒花
はらはらと黄昏れる花
彼方へと千切れゆく雲
滲んでは混ざり合う赤
夕暮れに綾をなす
時止めて 散りゆく宿命
夕闇にぼうやりと舞う
徒花よ 現実を塗り替え
この私消して 虚空(ソラ)へと舞い上がれ
嗚呼…...■徒花
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サヨナラ、夢パレード
夢の世界パレード
ピンク色染め上げたら
白い雲はジェラート
甘く甘くほどけてく
足音 ほら 聞こえたなら
待ち焦がれた 華やかなパレード
誰も知らない わからない 見つからない
ナイショで唱えてみよう 魔法のことば
夢の世界パレード...■サヨナラ、夢パレード
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追憶の旋律
星空が眠るころ
思い出すの キミの唄を
木漏れ日に煌めいた
黄金の髪と 風の匂い
零れる星へと祈る
流れる涙を拭い
燃え落ちた城壁に
動く影は一つも無い
争いの成れの果て...■追憶の旋律
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闇色夢幻
A
苦し紛れのあの微笑に
あなたは何を見たのでしょう
移ろい渡る風の色
夕闇滲む薔薇の園
たった二人で佇んで
A’
繋いだ手のひら 伝わる熱と
怯えたように潤んだ瞳...闇色夢幻
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潮騒の砂時計
A
波間にひとひらの雪が落ちる
溶けて消えて ”儚さ”だけが 僕の心抉った
暗い鈍色の雲が途切れ
差した光 天啓のように描いた 一筋の道
B
(Ah-)もがきながら ”何か”を待ち続けていた
S
瞼閉じても 貫く悲しみは消えず...■潮騒の砂時計
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code: Dystopia
真っ暗な黄昏に浸食されてしまったね
引き裂かれた言動 淀んだ夜の街燈
イツモドオリを繰り返したまま僕らは
怒声と嘘の中 期待と「I」を望んだ
アカとアオの点滅に目を焼かれながら
クラクラ フラフラ まだ…?
ぱったりとそれは止まってしまってたんだね
雲間に覗く残響 月夜...code: Dystopia
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Daydream and Fiction
穏やかな昼下がり
光の音符が窓辺に零れてる
白昼夢に微睡み 優しい風感じて
夢の世界では兎を追いかけ穴に落ちてく
物語を辿って 主人公になれたら…
そんな妄想をプカプカ浮かべてうたた寝の最中
そこから
走り出した不可思議な世界
夢中で迷い込む...Daydream and Fiction
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幽霊少女の遺言歌
あなたの後ろから
眠る私見ていた
景色も灰色の
時間がただ流れてた
あれから何年過ぎたかな
あなたは元気なのかな
どうか幸せであるように
祈っています
「さようなら」すら 言えないままでは...幽霊少女の遺言歌
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白く雪の降る夜に
A
行き交う人の 白い息
忙しなく でも ほっとした顔
午後6時過ぎの 夕暮れは
温かな 日常の 一コマで
A
とぼとぼ歩く 僕だけが
寒そうに ただ 肩をすくめて
俯いて歩く 帰り道...白く雪の降る夜に
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礎なりし薔薇の夢
A
綻ぶ薔薇の蕾から
甘く薫る「生」の息吹に染まる
嗚呼… 君はあの日のままに
時の牢で眠り続けてる
B
月影に照る部屋で
痛みに身を攀じって
幾千の夢を見る...*礎なりし薔薇の夢
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痛みのシンパシ
あなたとの距離は銀河さえ超えて
冷たい指先が辿る星空
そっと安らかな寝顔
見つめて触れた頬 時は戻らず
「愛してる」呟いて
消えていく空耳よ
叶うならもう一度
あの場所で聞けたなら…
逢いたくて手を伸ばし...痛みのシンパシ
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JOY
夕焼けに溶ける シャドー
愛に溺れた哀れな猫は
温い寝床を探して彷徨うの
Do you remember me ?
Do you remember me ?
行方知れずのHoney trap
緩やかに下降する夜の街で
私と誰かが手を繋いで
派手な仮面とステップで...*JOY
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さよならスマイル!
夕焼け小焼けの
グラウンド走る 君を
見つめていたけど
いつも空回り
真っ直ぐな瞳 映る
景色知りたくて
息を止めた
さよならスマイル! 勇気出して
「明日またねっ」てさ...■さよならスマイル!