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初音ミクは考えた。
「そうだ。レン君の家に遊びに行こー!」
ピンポーン!
「……はーい」
「こんにちわー、お姉ちゃんだよー」
ガチャッとドアが開いた瞬間、ミクは勢いよく家の中に飛び込んだ。
「お邪魔しまーす!」
「あのね……」
「ん?」
「今日、家に僕しかいないんだけど」...(※小説)ミクレン話
mikAijiyoshidayo
6
かくかくしかじかこんなことがあって、と昨日の流れをざっと説明する。聞き終えたリンはあー、と気の抜けた相槌をして腕を組んだ。
「それで逃げちゃったと」
「情けないわ……」
しゅんと肩を落とす。昨日の朝の決意はなんだったのだと自分でも思うけれど、でもやっぱり怖いものは怖くて。仕方ない...君の音楽 #6
うたかた
5
結局そのまま一人で帰ってしまい、部屋で一人私は悶々としていた。渡せなかったチョコレートが、机の上に転がっている。
「はぁ……」
ため息をつきながら、今日のことを考える。あの初音ミクと名乗った少女。あの子が言っていたことが本当のこととは限らないのは、家に帰り落ち着いてから思い至った。あの時は...君の音楽 #5
うたかた
4
放課後。
チョコをいつ渡すか悶々としながら、私は一階下のカイトの教室へと向かった。一年下の学年はまだまだバレンタインの甘い雰囲気を持っていて、そこかしこでチョコを渡す姿が見られた。正直心臓に悪い。
教室の前でじりじりしながらカイトを待っていると、
「あなたがメイコ先輩ですか?」
名前を呼...君の音楽 #4
うたかた
3
お昼になり、学食へ飲み物を買いに行くと、そこでリンに出会った。どうやらお昼を買いに来たらしい。リン、と声をかけると振り返り、ぱっと笑顔を浮かべてくれた。
「メイコ先輩!!お久しぶりです!」
「ええ、久しぶりね、こんにちは。今日は部活間に合ったの?」
「あはは、ギリギリでしたけどなんとか。もの...君の音楽 #3
うたかた
2
「おはようございます、カイト先輩」
学校の校門で出会った彼は、カイトに挨拶したあと、私にも向き直り
「メイコ先輩も、おはようございます。カイト先輩に付き合って朝早く、大変ですね」
「おはよ、レン」
「おはよう。別に大変じゃないわよ?慣れだし」
彼は鏡音レン。高校一年生で、カイトの後輩に当た...君の音楽 #2
うたかた
君の音楽
1
今日はバレンタインデー。乙女たちが意中の相手に気持ちを伝え、あわよくば交際に持ち込もうと奮起する日であり、私の幼馴染の誕生日でもある。そして私も、自分に似合わないことは重々承知していながら、ちゃっかり手作りのチョコレートをカバンに忍ばせたりしているのである。
今までは義理だからと...君の音楽 #1
うたかた
「はじめまして。今日から音楽の先生を務めることになった、山岸大輝です。よろしくね」
私はじっと彼を見つめた。
音楽の先生って、普通、女じゃないの?とか、
チャイムと同時に来た!とか、
結構お茶目!とか・・・
カッコいいとか。
「えー、最初の授業だからまず、自己紹介でもしてもらおっかな」
山岸先生はそ...【貴方に花を 私に唄を】微笑み、そして笑顔【二話】
木穂
貴方に会わなければ、はじまらなかったのに…
第一話【ハジマリの合図】
5月中旬。
その日の空はいつも以上に晴天で、いつも以上に心地良かった。
4月にピンク色の花を咲かせた桜の木は今では立派に緑の葉を付け、枝には3羽、綺麗な鳴き声を響かせた鳥がいる。
私はベランダの手すりから顔を出し5月の陽気に浸って...【貴方に花を 私に唄を】ハジマリの合図【一話】
木穂
鈴のように美しい声が好きだ。
桃色の滝のようなその髪も。
時折揺らめく神秘的な瞳も。
その全部。全部全部全部。
大切すぎて…近づくことすらできないほどに。
「…で、まーた僕のところに来たの?」
呆れたようなカイトの声に、窓の外を眺めていた青年…神威がくぽはギクッと肩を揺らした。
放課後の教室。外では...【小説】飛べない鳥が羽ばたくとき
とうの。
目覚まし時計が部屋の中を鳴り響く。
(ミク)「ん~・・あれっ、もう7時30分だ!遅刻遅刻~!!」
私(ミク)は急いで食パンを口にくわえて玄関を走り抜ける。
急いで走ったかいがあった。まだまだ登校中の学生がいるじゃないか。
私(ミク)は、持久走大会で毎年学年1位を取っている。
そのたびに先生に褒められ...ミクの学生生活 その1話
アリス
「レーンカっ」
玄関のドアを開けたらすぐ、聞き慣れた声が聞こえてきた。それに対しレンカはやや呆れながら、
「・・ホントに来たんだ」
と返す。
「何言ってんだ。さっきちゃんと連絡したじゃないか。」
さっき、というか数十秒にも満たない前のこと。レンカの携帯電話に突如リントから、
『今から家行くからな!』...『話』
エヴォル
好きってなぁに??
〔教えてあげようか。Ⅰ〕
miki視点
学校、一人で行くのつまんないなぁ……。せめて、バス通とか、チャリ通出来ればいいのになぁ。
そんなことを考えながら、一人私はいつもの通学路を歩いていた。
なんか退屈。
いつもと変わらない朝。
いつもと変わらない道。
いつもと変わらない空。...教えてあげようか。Ⅰ
ソラ
「だからぁ、違うってば!!」
「ホント?」
女子って怖…
「ホントだよ!!二人っきりでいちゃいちゃなんてしてないし!!」
「……」
バレた。二人っきりで数学準備室にいたことが。
「…はぁ…」
やっと女子の取り巻きに解放され、学食にパンを買いに行く。
「グミ先に行っちゃうし…」
「くっつかないでくださ...学パロみたいな㊦
禀菟
―『絶対好きにしてみせますから。』―
「はぁ…」
「ミク最近溜め息ばっかりだよ?大丈夫?」
グミはなんて優しいんだ。
さすが私の親友。
グミになら話しても大丈夫だよね。
「告白、されちゃってさぁ…」
「え!?誰から!?」
「驚かないでね?」
「うんうん!」...学パロみたいな㊥
禀菟
「初音さん、付き合っていただけますか?」
「え?」
驚いた。
彼は容姿も性格もいいし、私を相手になんてしないとか、そんなことじゃなくて、
「いや、あのさ、私、誰か知ってるよね?」
「もちろん。」
「じゃあ、何で私に告白してくるの?」
「好きだからです。」
「いやいやいやいや!!その前に考えてよ!!」...学パロみたいな㊤
禀菟
今更ながら設定紹介を致します。
最初に・・・クオレンで学パロは作者の妄想120%で書かれたものですので、理解しがたいところなど、多々あるかと思われます←
なので!!
少しでも皆様がわたくしめの妄想と言う名の小説について来れるよう、ちょこちょこキャラクターなどの設定を同時進行で書いて行こうと思います。...学パロ設定
丼猫
!注意!
【腐】クオレンで学パロ
男の何がそんなにダメだって?
そんなの、自分でもわからない。
ただ、男が自分に触れると寒気がする。
肌が粟立つ。
恐怖が心を蹂躙する。
たぶん、過去のあの日々がそうさせているのだと思う。
まだ俺は未練がましくあの日々に囚われているんだ・・・・・
----情けない・・...クオレン学パロ3
丼猫
!注意!【腐】クオレンで学パロ
太陽が暮れる光の残滓を空に紅く散りばめている。
自分を囲むのは物寂しい木々たち、夕陽の中に輝く草花。
「ここ・・・何処だよ・・・」
もうすぐ初夏に入ろうかという今日この頃、俺はだだっ広い学園という名の迷宮に迷い込んでいた。
***夕陽のなかで***
「・・・あち・・」...クオレン学パロ
丼猫
!注意!
【腐】クオレンで学パロ
だって怖いんだ。
だって、どうしようもないんだ。
どうしようもないくらい怖いんだ。
でも、このままじゃいけないこともわかってる。
だから・・・俺は・・・・・・
***夕陽のなかで***
「くおー!くおー!くーおー!!」
学校の下駄箱で突然名前を呼ばれた。...クオレン学パロ
丼猫
「グーミヤッ!!」
「うぁっ!?リンかよ…驚かせんな…」
「ねぇ、明日デート…」
「あー、無理。明日はグミと約束が…」
「彼女の私よりグミが大切なの!?」
「いや、違くて…」
「違くて何!?」
「……うーっと…」
「好きにすればっ」
あーぁ、私って可愛くない。...かぐみねの日常 ver.禀菟
禀菟
はじまりは、入学式の日だった。
意気揚々と桜のアーチをくぐり抜け、これから始まる中学校生活に胸を膨らませ、喜びと、どこか不安げな、複雑な表情を浮かべ、すこし大きめの制服を着た1年生が、入学式の会場の体育館へと足を運ぶ。
そんな中、私の目に留まった、1人の男子生徒。
背格好からして、彼もきっと1年生だ...大嫌いな君との小さな恋。
衣恋@ついった
「ちょっと、そこの鏡音レン!止まりなさい!」
後方から聞こえたその声に、俺、鏡音レンはゆっくり振り返った。
そこにいたのは・・・
「あれー、リンちゃんじゃん♪」
両脇にいた女から手を離すと、眉毛をつり上げてキッと俺を睨み付ける、鏡音リンの前に
立った。
「どしたの?・・・あ、もしかして、ついに俺に告...生徒会長との小さな恋。
衣恋@ついった
「ただいま…」
疲れの混じった声で帰宅を告げるが、返事が返ってくることはなかった。
両親は共働きの為、家にいないのは当然である。
しかし先に帰ってる筈の人物からの返事がない事に、レンにとって予想外であった。
「リン、いないのか?」
先程より声量を大きくして双子の姉を呼ぶが、やはり返事はない。
とりあ...【学パロ】どうして君を【鏡音】
欠陥品
※学パロ、レンがツンデレ風味(あくまで風味)
「レンくん、」
俺の名前を紡いだのはまさに小鳥の囀りという表現がふさわしいような、鈴を鳴らしたような声だった。愛おしい彼女が俺のことを呼んでくれただけで心臓が激しく脈打ち、どくりどくりという音が彼女に聞こえていそうで体の筋肉を硬直させた。静かに深呼吸をし...レンミクSS
玲乃
ぼーかろいど学校@1
『ある季節の ある出来事』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そろそろ冬が始まる―――
そんな季節。
「未来ーっ!ごはん食べよ!」
「あ、鈴。食べよっかぁ。」
「わーいっ★いただきまーす!」
「今日はパンなんだ?」
「うん!数量限定ミカンコロネっ!」...ぼーかろいど学校@
らび
*
教室中が、私の大好きなオレンジ色に染まっている。
校庭でボールを追いかけるサッカー部員の声が遠くに聞こえる。
もうこんな時間か、と私は一つの机に腰掛けながら溜息をついた。
斜め下に向けた視線の先には、レンがシャープペンシルをくるくると回しながら、相変わらず真っ白なプリントを前にしている。
「ねぇ...放課後(連鈴)
うたうた
*
朝練習に励む運動部、銀杏の並木道、眠そうな警備員、特にいつもと変わらない朝の風景だった。
まあ、何故だか駐車場の隅にロードローラーが置いてあることがいつもと違っていたけど、何処か工事でもあるのだろうとたいして気にもとめず、僕は職員室の自分のデスクに腰掛けた。
少なからず、今日の僕はいつもより緊張...転校生(連鈴+海)
うたうた
※レンリン要素/学パロ
「鏡音姉可愛いよなー」
ブッ!!!
飲んでた炭酸飲料が吹き出た
なななな今、お前ら、今何て…
今日は部活が長引いて、リンとは帰りが別
数人の男友達との下校だった
その男友達たちが口々にリンのこと可愛いだの話したいだのあまつさえ彼女にしたいだの言ってる…
確かにリンは可愛い…
...その隣は永遠に
RiA