sinne-キョノリ@戻ってくる努力中の投稿作品一覧
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ミク視点
とりあえず旅館についたので、私は荷物を整理していた。
「でさ、リンちゃん。これから何するの?旅館に着いたのは良いんだけど」
私は同部屋になったリンちゃんに尋ねてみた。
「う?ん、ユアさんから聞いた話だとこの後喉自慢大会だって」
「のどじまんたいかい?」
私は首をかしげた。
えっと確か…それ...歌姫戦士ボカロボット第48話中
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【…ル…カ…】
「ルキ、分かったでしょう。貴方だって…」
ルカは、苦しむルキを見ながら言った。
ルカはもう、この世界の真理に気付いていた。
何者かが造った、悪夢なのだと。
夢が世界になろうとした、その結果なのだと。
「この夢は、現実に不満をもち、そして現実から逃げ出そうとした者の集う場所なのよ。完全...夢の魔法世界【大人達の世界】
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「…」
キュウゥゥゥゥ…と機械の作動している音が聞こえる。
「はあ…」
自分が元人間だと思い出してからというものの、この機械の体を気にしなかったことは無い。
以前の自分がどうだったかなんていう疑問さえもうまれなかった。
ただ、この機械の体に違和感を感じる事しかなかった。
「ラル、大丈夫?」
「…ええ...真音ラルの戸惑い、疑問
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「ルキ…貴方までも…」
ルカは目の前に居るルキを凝視する。
彼はルカの従兄弟で、ルカともとても仲が良かった。
【君達が悪いんだよ。あの御方に逆らうから、この世界に逆らうから】
「貴方は一体何が不満でこの世界に居るの?」
ルカは冷静を保ちつつ、ルキに問いかけた。
【居るから居るんだよ。何が不満?じゃあ...夢の魔法世界【帰りを待つ世界】
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ララ視点
「…息抜き…?」
悪UTAUとの戦いが終わって数日後、ユアさんからこんな提案があった。
「そう。皆疲れているでしょうし、お母様が仰ったの」
「ピヨ…ピヨヨ?」
「『ですが、マキ様などの精神状態もあまりよくない状態ですが、大丈夫なのであろうか?』と仰ってます」
ピヨさんが私の心中を代弁するか...歌姫戦士ボカロボット第48話上
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ある日目が覚めたら知らない場所にいて、周りには知らない人ばかり倒れていた…。
なんていうのは、ちょっとした日常茶飯事だった。
「…また、やらかしたね…」
私が話しかけた相手は寝ているのか、返事は無い。
ちなみに、私の目の前には誰も立ってないし、周りに倒れている知らない人に話しかけているわけでもない。...ある日の真音家 アクアについてとか?
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ミク視点
『エンジェルボイスター、まもなく着陸します』
『分かったわ』
ブリッジからそんな会話が聞こえる。
あの戦いの後、私達は島に戻って来た。
多くの大事な物を失って。
「…セリさん…リユウちゃん、メイコ姉、カイト兄…」
私達、勝ったんだよね?悪UTAU達と、決着をつけたんだよね?
「でも、まだ敵...歌姫戦士ボカロボット第47話
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世界は無情です。
そのときの私は、凄くふさぎこんでいました。
まるで、今のララみたいに。忘れたい何かを忘れようと、必死でした。
この研究所は鬼だ。悪魔だ…。
やめて、ヤメテ…。
これ以上、ルイラとロイルをきづつけないで…。
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「リ...消えた少女と鏡音リン
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メイコ視点
「皆はどうなの?カイト」
私は、ふと皆の状態が気になって、カイトに尋ねてみた。
「う~ん、リンちゃんレン君ミクとかは大丈夫だけど…何人か、墜落されてるね」
「そう…」
この戦いは、それ程に今までの戦闘の比ではなかった。
本当に、この戦いに全てがかかっている。
まだ操られたままのあの子達を...歌姫戦士ボカロボット第46話後半
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ルル視点
「…ねえ、私って、居て良いの?私…心を持ってていいの?世の中、悲しい事だけじゃないの?」
「ううん、違う…。だったら、今までの笑顔は何だったの…?僕を支えてきたあの笑顔は…なんなの?」
「…ありがとう。私、行くよ。ここに存在するよ。心、持ってるよ!」
瞳を開けば、其処には、ララが立っていた...歌姫戦士ボカロボット第46話中編
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ユア視点
「悪UTAUが攻めてきた…ですか?」
私は、突然の呼び出しに、困惑していました。
先程まで、私は部屋で待っていましたが、実衣さんからの通信により、私はブリッジへきました。
「…それも、恐らく悪UTAUの殆どです。本気で叩きにかかっているようですね」
実衣さんは、モニターをブリッジの大きい画...歌姫戦士ボカロボット第46話前半
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ルル視点
「ララ…」
僕は、ララを見た。
いつもと変わらない姿、そのはずなのに…。
ララの目は、何も映ってないかのように濁っていた。
「ララちゃん、どうしたの?ねえ、何か返事して…」
<明らかに、様子がおかしいな…>
「うん…。ララ。返事して。ねえ」
「…」
ララは微動だにしない。...歌姫戦士ボカロボット第45話
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??
嫌だ。
もう誰も失いたくない。
失いたくない?違う。
こんな感情を持ちたくないんだ。
もう、誰かを失って悲しむのは嫌だ。
もう、なきたくない。
涙なんて、かれるほど出した。
でも、誰かを失った時の悲しみは、とてもとても深く、青く暗い。
まるで、底の無い海の中に落とされたように。...歌姫戦士ボカロボット第44話
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ミユウ視点
「…」
リユウが、死んだ。
それは、さっき、ノイズ君から通信で皆に報せられた。
「…死んだ…んだね…」
ガクッと、自分の膝が崩れる感覚がした。
「…ミユウっ!」
「…リユウ、リユウ…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ...歌姫戦士ボカロボット第43話
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ユア視点
「ユウ…。いえ、今はあなたのことは考えません。私に重要なのは、操られているUTAUの奪還及び、悪UTAUの殲滅です。あなたについては、後に回します」
私は、今は彼の事など考えず、目の前に居る敵を倒す事…。
【悲しいね、ユア。そうか、それもあいつらのせいなんだな。僕を除け者にした、あいつらの...歌姫戦士ボカロボット第42話
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「…」
気付けば、僕は閉じ込められていた。
捨てられ、時が経ち、元々の形からは変わり、亜種になっていた。
「…あなた方は、僕達を傷付けて楽しいのですか?」
「傷付ける?はは、そうじゃないそうじゃない。私達は君達を傷付けたいんじゃない。君達のこれからの活用性を見つけだそうとしているのだよ」
うそつき…...Δとαとβ1話
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「アリェア」
「何?姉さん」
姉さんは、突然私に話しかけてきた。
「アリェアは…私は、何でしょう?」
「分からない…この世界に閉じ込められてて、何らかのキャラクター、という事くらいしか私は知らない」
「はい、私も、それくらいしか知りません」
姉さんは、分からないと首を振った。
「…それが…どうしたの...不思議の国の姉妹
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『少女』は、暗い部屋で目を覚ました。
『私』は、物に触れる事は出来なかった。
『イルナ』は、ただのプログラムだった。
「貴方は、感情を持ってる?」
「私は、コンピュータの制御プログラムであって、ボーカロイドではありません。歌う事も無いので、特に感情を要する場面はないです」
「そう?じゃあ、あなたは何...プログラムの変化
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「あれはね、ジェミニ…ふたご座だよ」
「ふたご座?」
ラルは言ってた、ふたご座のお話は、とても悲しい話だった。
私が双子って言うのもあったのか…それとも、私に片割れを亡くした記憶があったのか…。
まあ、そんなのは今はいいとして、私は、一生懸命ラルの話を聞いてた。
「…私、ふたご座を基にしたキャラクタ...双子の道化
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ユア視点
「ユア…」
菜香は、私達の姿を確認すると、部屋の中へ通してくれました。
「ルル君の修理は終わったけど、キリアちゃんは、結構損傷…怪我が多くてね…かなりの重症だったよ、あちこちの骨が折れてるわ」
菜香はそう言った、ルルは、部屋のソファに座っていて、アクアの姿を確認すると、俯きました。
「…ラ...歌姫戦士ボカロボット第41話
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ミユウ視点
「どうしたんだ?リユウ」
リユウが少し落ち込んでいる様子だったから、ボクはリユウに話しかけていた。
「お姉ちゃん…。リユウ、守りたいの」
「…守りたい?」
ボクが尋ねると、リユウは頷いた。
「うん、リユウ。守られてばかりだから。力を求めてるんじゃないの。ただね、リユウ、誰かの心の助けにな...歌姫戦士ボカロボット第40話
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ルル視点
突然、爆発が起こった。
「…っなんだっ!」
「…どうやら、始まっちゃったらしいね」
キリアの一言で僕は状況を理解したと同時に、疑問を抱えた。
何故、此処に悪UTAUが…?
「逃げるぞ」
「え?」
僕の言葉にキリアは意外そうに首を傾げる。
「…え?って、逃げないと僕らもやられる…キリアはその...歌姫戦士ボカロボット39話
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悪魔の居る教会第6節
「悪魔と双子の孤児」
「……これは…」
森の中に位置するこの教会には、誰かの死体が見つかる事がありました。
この教会の墓は、その放浪して死んだ者が多く、私もメイズィさんも、毎日のように死体をみかけていました。
「…何故、こんなにも人が死んでいくのですか…」
少し腐ったその死体の...悪魔の居る教会第6節「悪魔と双子の孤児」
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キョウ視点
「あ、アクアちゃん。どうしたの?」
私は、食堂でコーヒーを飲みながらぼーっとしているアクアちゃんを見て、話しかけてみた。
「…あ、キョウ…か…」
何だか、アクアちゃんのテンションは低い…というか、何だか気にかかって居ることでもあるようだった。
「何か悩み事があったら、何でも言ってね。私、...歌姫戦士ボカロボット第38話
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悪魔の居る教会
「悪魔と二つの出会い」
「…マリリア…さん…?」
目の前に居る人は…天使でした。
「あ…う…あ…」
天使…悪魔が修道女なんてしてるって……そんな、此処に居る事でいずれは会う事は知っていました。
でも、突然すぎて私はどうすればいいか分かりませんでした。
「貴方、あの、人、娘?」
「あの...悪魔の居る教会第5節「悪魔と二つの出会い」
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たった一つの存在が、その亜種達の人生を変えてきた。
その少女は、元は人間だった。
普通に家族の居る、普通に夢を追いかけた人生を送っていた少女だった。
真音ラル…真空理真は、礼音学園高等部を卒業したばかりで、姉や弟や妹や母と一緒にピクニックに行く筈だった…でも…。
彼女達は事故に遭い、死んでしまった。...真空理【真音ラルの過去】
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悪魔の居る教会第4節
「悪魔と小さい子と無口天使」
「ふうう…メイズィさんが来てから結構楽になりましたね」
「結構この教会も綺麗になりましたしね。クミ・ライさんは?」
「クミ・ライは家に帰ってますよ?リメイルさんとリネイルさんは、アトリエを此処に作るとか言って、アトリエを作る準備をしています」
私達...悪魔の居る教会第4節「悪魔と小さい子と無口天使」
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~これは亜種達の(以下略~
ララ「…あのさ、イルナちゃんの話が諸事情で投稿できないって本当かな?」
ユキノ「そういえば、そうですよね?」
イルナ(今回からカンペのみ登場ですちなみに音声になってないので絵にならないと分かりません)『ええっ!?』
ルン「何度も投稿しようとしてるけれど、何だか無理っぽいよ...【第4回】天然ラジオ【ララとユキノ】ゲスト:クミ・ライ、メイズィ
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ユア視点
『悪UTAUが出現、直ちに皆さん出撃してください。オリジナルUTAUの気配は無いという事です。恐らく、悪UTAUしかいないかもしれません。ただし、もしかしたら後で出てくる可能性もあるので、十分に気をつけて行動してください』
「分かりました。実衣さん。リア、ミア…いけます?」
『お姉様、私達...歌姫戦士ボカロボット第37話
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ミク視点
「結局…押し切られちゃったね…」
「まさか、お母様が頷くとは、思いませんでした…」
私やリン、レンやメイコ姉さん、ルカ姉さん、そしてユアさんはうなだれていました。
カイト兄さんの企画が通ってしまった…。
「ミリさん、裏切りましたね…」
「…私も、お母様の意見には反対したんですが、お母様の方...歌姫戦士ボカロボット第36話