タグ「MEIKO」のついた投稿作品一覧(25)
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風が強く吹いている。
玄関から見える外の景色は、吹雪で真っ白だった。
「これ、ガキんときの合鍵。まだ持ってたんだ」
カイトは私の家の合鍵を右手に持って見せた。
鍵はもう昔の物で、錆び付いて所々赤茶色に変色している。
「てか、寒いし。中入るよ」
カイトは履いていたスニーカーを脱ぎ、家に上がった。
私は...おかえり 2【また途中ですみません・・・】
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お姉ちゃんは妖怪? 3
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お姉ちゃんは妖怪? 2
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周りの男性社員がおかしい。
いや、決して嫌な意味では無いんだけど…
例えば、私がパソコンに向かって仕事をしている時。
「巡音、俺がやっとくからお前やんなくていいぞ」
「え…でも」
「いいから」
「うん…」
同期の男性社員は私に代わって仕事を引き受けてくれる。
「何か今日、周りの男やけにルカに優しいじ...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 6
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「疲れたぁ~…」
今日は残業で、夜中までかかった。
本当は通りたくなかったけど、近道のキャバクラ・ホスト街を歩いた。
キャバクラとホストの仕事はよく分からないけれど、やっぱりいいイメージは沸かない。
なるべく下を向いて、目立たないように歩いた。
「お姉さん、遊ぼうよ」
「いや、ちょっと…」
私に話し...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 5
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「う、嘘!!」
朝起きてから、ポストを覗き茶封筒の中に入った『採用』の文字に驚愕する。
(ゆ、夢・・・・?)
そう思い、頬を思いっきりつねった。
「いひゃい」
夢じゃない・・・
私なんかが、本当に?
何だか高校の合格通知をもらったみたいな気分。
「相手の男の人の名前も書いてあるんだ・・・」
『氷山キ...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 4
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「ん・・・?痛ッ・・・・」
頭が痛い。
「気持ち悪・・・」
吐き気がひどい。
私、昨日何したっけ?
あっ、そうだ。
(私酔っ払ってそのまま・・・)
昨日のことを思い出すと、血の気が引いてくる。
「が、がくぽに謝んなきゃ・・・」
立とうとすると、まだ酔いが醒めていないのかうまく立つことができない。...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 3
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(今日、来るって言ったクセに・・・)
来ないじゃん!
只今深夜3時。
一人暮らししているマンションの私の部屋は、寒さのせいで息を吐くと白くなった。
(こういうところ、ヤダ)
来るとか言って期待させて、結局来ない・・・
仕事かな・・・
仕事なら、仕方ないよね・・・
(眠・・・)
今日はもう来ないと思い...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 2
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私、巡音ルカはこのV社で働いて2年になる。
「これそっちやって。あ、あとこれもなそんでこれも・・・」
この人は神威がくぽ。仕事の上司でもあり・・・
「ルカ」
上司でもあり、
「え、あ、何?」
「今日、お前ン家寄るかもしんねぇ」
「うん。分かった」
私の彼氏。
がくぽは私の耳元で囁くと、早々と仕事に戻...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 1
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メイコお姉ちゃんが結婚した。
「お姉ちゃん、おめでとう!」
「ありがとう。ミクも早く幸せになってね」
「うん!」
数十年後――
「幸せ・・・・ね」
メイコ姉さんとの幼い頃の写真を見て、自分の無邪気な笑顔にふっと笑う。
ふとテレビのリモコンを手に取り、テレビをつけた。
『話題の双子のアイドルユニット、...【読みきり】昔と少しも変わらない【ですよ】
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―教えて
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カイト「心中姫の裏話だよー見てない人はプロローグから見ようか」
メイコ「やる気なッ!」
レン「これって主人公誰ー?」
リン「あたしでしょ」
カイト「いや俺だろ」
リン「でも心中姫ってあたしだし」
カイト「でも俺視点でやってるから」
ミク「わすれなーいでねー♪うふふ(鬱」
メイコ「あぁぁぁぁごめんミク...心中姫 裏話?的なモノ(´▽`*)
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「・・・・・心中姫なんて・・・」
心中姫なんて、存在しなかったのか?
俺は、凛と蓮の兄だったのか?
「そうです、兄上様。心中姫など、存在しなかったのでございます」
「どうして!彼女は心中姫という異名をつけられ、罵声を浴び続けていたというのに!!」
「・・・・・落ち着いてくだされ、海斗殿。我々も今まで...心中姫【最終話】
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昔、村で双子が生まれました。
その双子は有名な大名の子供だったものですから、村中祝福してね・・・
「男児が産まれた・・・・・?」
「海斗様がいらっしゃるのに、男児が産まれた?」
「男児を売れ!城の主となる男児は一人で充分だ!!」
しかし、すでに城には主となる男児が産まれていました。
双子の男児は、別...心中姫12
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「こんなにうるさくては、どんな美人の女子を相手にしてもつまらないではないか」
凛と同じ、金の髪。
髪を一本に結った少年。
乱れた着物。
「蓮様!」
美紅が小刀を投げ捨て、少年に抱きついた。
「ああ、美紅は・・・・ずっと、ずっと、蓮様に会いとうございました・・・!!幼き頃から蓮様のお傍にいたくて・・・...心中姫 11
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「着いた・・・・」
ここが、遊郭・・・・
煌びやかな建物でも、やはりどこか気味悪くて、寂しい感じがする。
「嫌だわ・・・・気持ち悪い・・・・・」
さすがの芽衣子も俺の後ろに隠れて震えていた。
「参りましょう」
芽衣子とは裏腹に、美紅はどんどん建物の中に入っていく。
建物の中に早く入りたい、という心情...心中姫 10
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「すみません、そこのお方」
美紅が通行人に話しかける。
「なんでござんしょ」
「金の髪をした姫を見ませんでしたか」
「金の髪?異人さんかね」
「いえ。我が国には珍しい、産まれながらの金の髪にございまして」
「そんな異人様の様な娘は知らぬ」
鎖国が終わった直後で、皆異人が嫌いだった。
通行人はそっぽを...心中姫 9
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「ん・・・・」
ふすまから漏れる朝日のまぶしさで目を覚ました。
「凛・・・?」
さっきまで、いや、昨日抱きながら寝たはずの凛がいなかった。
『明朝には迎えにあがりますので』
楽歩の言葉を思い出した。
(そういや、そんな事言ってたな・・・)
凛の寝ていたところが、まだ暖かい。
俺は凛の寝ていたところに...心中姫8
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「くらえ美紅ー!!」
ぼすっ、と鈍い音がした。
「え、ちょ、やめてくださいぃぃぃ!!」
「あはは!くらえ美紅ー!!」
「やーん!芽衣子様まで!!」
「ここはどこの寺子屋だー!!」
枕投げをしている三人、凛、美紅、芽衣子は、すぐ寝ると言っておきながら全然寝る気配がない。
「海斗、寺子屋に枕はないじょ?...心中姫 6
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凛が言った時だった。
パタパタパタ・・・
天井から、物音がした。
「なんか、上から物音がするわね」
「さようにございますね・・・」
ドン!
「誰だ、お前ら!!」
天井から、女が二人降ってきた。
「我が名は百合!姫を連れ戻しに参った!!」
「我が名は麻奈!!姫を返せ!!」...心中姫 5
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広間へ向かうと、もう他の奴らが宴を始めていた。
「あ!海斗殿!先に飲ませていただいております!」
「お誕生日おめでとうございます!!」
そうとう飲んでいるせいか、他の奴らはふらついていた。
「ささ、海斗殿!飲んでくだせぇ!!」
「おう」
広間の一番前に座る。
俺の隣に芽衣子が座った。
「では、海斗殿...心中姫 4
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「よいしょっと・・・・」
金髪の女を布団に寝かせた。
「海斗ぉ~早く行こうよぉ~」
「海斗様、今日は、お忘れでいるようですが海斗様のお誕生日にございますよ。他の者は、もう宴の準備をしております」
「あ・・・?」
そうだった。
そういえば今日は、俺の誕生日。
すっかり忘れていた。
「え!嘘ぉ!!全然分...心中姫 3
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「ああ、それで心中姫か・・・」
「ええ。それに、それだけではないんです。赤子の父も妻の死に大変悲しみ、赤子と共に命を絶ったといいます」
・・・ん?
話がいまいち繋がらない・・・
「でも、赤子が死んだら心中姫はもういないんじゃ・・・」
「いいえ。さっき言いましたとおり、赤子は双子でおりました。赤子の弟...心中姫 2
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何が楽しいの?
本気の恋に明け暮れて
つまらない女に騙されて
それでも貴方は恋をする
それでもあの娘に恋をする
私に振り向きもしない
「応援しろよ」
そんなのできない・・・
貴方が好きなの
ホントに...作詞・・・?
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朝、私が教室のドアを開けると一瞬沈黙が流れる。
「女王だ」
「今日も見事に感じ悪い・・・」
聞こえてるっつうの・・・
でももう、そんなの慣れっこ。
「みんなー!おっはよー☆」
沈黙を打ち消すように、明るい声が響く。
「リンちゃんおはよー!」
「やっぱ今日もかわいいなぁ・・・」
クラスのアイドル的存在...ボカロ学園!