タグ「MEIKO」のついた投稿作品一覧(31)
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一度、台所に行って作ってきたココアを差し出すと、カイトはどこか気落ちした様子でそれを受け取った。
「やっちゃったなあ……」
「そんな気にすることないわよ。マスターだって、あれくらい何とも思ってないみたいだし」
「いや、それもあるけど……マスターに先を越されたと思うと……」
驚かせたかったのになあ、と...【MEIKO誕】Obbligato 下【カイメイ】
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夏もとうに過ぎ去り、快晴でも肌寒く感じるようになってきた。去年買ったカーディガンを羽織って、ほうと、息を吐く。
ふと近くで着替えている妹たちに目をやると、私の視線に気付いたか、落ち着かない様子で、ごまかすように薄手のコートを着て部屋を飛び出していった。
よそよそしい態度だが、気にはならない。むしろ...【MEIKO誕】Obbligato 上【カイメイ】
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ついったリクまとめ
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姉やんが来ました。
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俺は今、とても貴重なものを見ている、気がする。
そんな事を言っていられる状況でないだろうが、不覚にもそう思ってしまった。
―Naked―
後編
事は今から数分前、各自1~2缶空けた時間までさかのぼる。
とはいえ、それほど大掛かりな事を起こしてもいないし、起きたわけでもない。
「それにしても、随分買っ...【オリジナルマスター&】Naked 後編【亜種注意】
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ほどなくしてミクに呼ばれ、リビングでテーブルを囲む。普段より1人多いので少し狭いが、たまにはいいだろう。
その1人は未だに居心地悪そうにしていたが、隣に座ったリンが絶えずしゃべり倒していたおかげか、少しはこの空気にも馴染んでくれたようだ。
俺はほんの少しだけ安堵すると同時に、この後の事を考えていた。...【オリジナルマスター&】Naked 中編【亜種注意】
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「ごめんなさい……」
……これはどういうわけだろうか。
目の前で言葉を濁す彼を前に、俺はこれまでの事を順に思い返してみる。
今日は夜勤明けで非番だった故に、朝方帰宅してシャワーを浴びて、それからすぐに寝て、目が覚めたのは夕方。少し寝過ぎたが、まだ普段通りの範囲内だ、問題ない。
小腹がすいたので何か軽...【オリジナルマスター&】Naked 前編【亜種注意】
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その日は、いつもと同じように始まった。
いつもみたいにみんなで朝ごはんを食べて、マスターは仕事に出かけて、私たちはそれぞれ割り振られてる家事をこなしたり……。
私は、今日はどの家事の当番にもなってなかったから、歌の練習でもしようと思ったのだけど。
「めーちゃん、ちょっといい?」
柔らかい低い声が、私...【MEIKO誕生日記念】――Happiness―― 後編
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「マスター……」
なんとも情けない声に、俺は半ば呆れながら、持ち帰っていた仕事の手を止めた。
「何だ」
彼が言いたい事の察しはついているが、一応訊いてやると、先ほどの声に負けず劣らず情けない表情で、カイトが見返してきた。
「めーちゃんって、何をあげたら喜んでくれるんでしょう……」
やはりか。
こいつ...【MEIKO誕生日記念】――Happiness―― 前編
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オリジナルのマスターに力を入れすぎた結果、なんとコラボ(2人)でお互いのマスターのお話を書けることになりました!
コラボ相手は、カッコいい素敵なお姉さんの生みの親、つんばるさんです!
上記の通り、私とつんばるさんのオリジナルキャラ(マスター)が登場します……というか、マスター(♂)×マスター(♀)で...【オリジナルマスター】 ―Grasp― 第二話 【悠編】
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!注意!
この小説は、生殺しPが描いた、マチゲリータPの「暗い森のサーカス」のほのぼのPVを元にして書かれたものです。
原曲およびPVのイメージを壊されたくない方は、読まない事をお勧めします。
【捏造注意】お立会い、お立会い!
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!注意!
この先、流血注意です。
嫌悪感を感じる方は、見ないことをお勧めします。
【勝手に解釈】どうぞ、気を付けて。 最終話
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!注意!
この先、流血注意です。
嫌悪感を感じる方は、見ないことをお勧めします。
【勝手に解釈】どうぞ、気を付けて。 第五話
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!注意!
この先、流血注意です。
嫌悪感を感じる方は、見ないことをお勧めします。
【勝手に解釈】どうぞ、気を付けて。 第四話
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!注意!
この先、流血注意です。
嫌悪感を感じる方は、見ないことをお勧めします。
【勝手に解釈】どうぞ、気を付けて。 第三話
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始まりは突然だった。
だが、それが始まりだなんて、その時、僕は考えもしなかった。
偶然が重なっただけだろうと、甘い考えを持ってしまっていた。
[どうぞ、気を付けて。]
第二話
それはいつの事だっただろうか。
薬を買いにくる人が、突然減った。
仕事を離れても、なんだか村の人たちがよそよそしい。
「…っ...【勝手に解釈】どうぞ、気を付けて。 第二話
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ああ、そこの貴方。
お訊きしたい事があるのです。
貴方には、好きな人はいますか?
お友達はいますか?
…そうですか。
では、あともう1つだけ…。
…毎日は楽しいですか?
[どうぞ、気を付けて。]
第一話
僕には、物心ついた頃から…いや、もしかするとそれより前から、その声がいつも聞こえていた。...【勝手に解釈】どうぞ、気を付けて。 第一話
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目が覚めた。
眠りにつく前と、まったく変わっていない景色に、落胆する。
嗚呼、私はまだ生きているのか。
…いや、生きている、という事とは少し違うだろう。
私は人形…命など、最初からない。
それなのに何故、"生きている"などと考えているのか…。
簡単な事だ。
遠い昔…あの人が、あの人と過ごした日々が、...【勝手に解釈】灰と薄紅
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俺との距離を取った代わりに、めーちゃんはコート(マスターが、無理して買ってくれたらしい)のポケットから小さな箱を取り出して、俺に突き出した。
「…?」
「もっとちゃんと渡したかったのに…カイトのせいよ」
言われてから、自分の馬鹿さ加減に、頭をどこかに打ちつけたくなった。
今日は2月14日。バレンタイ...【カイメイ】 Error番外編 4(完結)
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…俺はあの3人をなめていたようだ。
あのはしゃぎようでは、バテるのも早いだろうと思っていた。特にリンは。
だが。
「こ…子供って…元気なんだね…」
「何を…おっさんくさい事…言ってんのよ…」
互いに肩で息をしながら、俺とめーちゃんはその場に座り込んだ。
―Error番外編―
~ありがとう~
第3話
...【カイメイ】 Error番外編 3
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マスターの言う"少し"は、数キロほどだった。
家を出て20分ほど経過しただろうか。
靴越しでも、雪の冷たさが伝わってきて、爪先が痺れるように痛む。
そんな事すら新鮮な事に思えているのは、どうやら俺だけではないらしい。
―Error番外編―
~ありがとう~
第2話
俺の前を歩くミク、リン、レンの3人。...【カイメイ】 Error番外編 2
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ボーカロイドは、結局のところ、機械だ。
持ち主であるマスターの命令は絶対だし、ロボット三原則にも従わなければならない。
だが一方で、限りなく人間に近く作られているのも確かな事。
マスターの扱い方によっては、どんどん人間に近付いていくとか、感情も豊かになったりするとか、聞いた事がある。
多分俺たちは、...【カイメイ】Error番外編 1
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あの後、2人一緒に練習部屋に戻ると、マスターはまだPCの前に座っていた。
「仲直りできたみたいだな」
開口一番そう言われて、カイトと顔を見合わせる。
何の事かと思いかけたところで、マスターの笑みにはっと気付いて、慌てて繋いでいた手を離した。
「なんだよ、そのままでいてもらって良かったのに」
「ほ、ほ...【カイメイ】 Error 9(完結)
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「カイト?えっと、手、痛いんだけど」
遠慮がちに呼びかけてみても、返事どころか、こっちを見もしない。
今は誰もいないマスターたちの部屋に私を連れ込み、ドアを閉めてもそれは同じ。
「…怒ってる、の?」
恐々そう言うと、びくりと彼の肩が震えた。
「カイ…」
もう1度名前を呼びかけたが、最後は消えてしまっ...【カイメイ】 Error 8
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翌朝、目が覚めた時には、既に日も高かった。ミクもリンも、部屋にはいない。
まずい、寝過ぎた。
慌ててパジャマから着替えると、部屋を飛び出した。
そのままの勢いでリビングに駆け込み、そこにいた人に目を瞬かせる。
「…あれ、マスター?」
「あぁ、おはよ」
マグカップを手に、マスターが微笑していた。
―E...【カイメイ】 Error 7
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マスターは本当にさっさと戻ってきた。
男の人って、なんでこうも早くお風呂を済ませるのだろうか。女が長いだけなのか?
まぁそんな事はどうでもいい。
マスターがテーブルにつくと、誰からともなく、お酒に手をのばした。
―Error―
第六話
…それから十分が経過した。
「マジであり得ないだろ、これ。単なる...【カイメイ】 Error 6
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きぃん。きぃん。
深刻なエラーが発生しました。
深刻なエラーが発生しました。
「…にしても、しつこいわね」
エラーの発生に気付いて、数日たつ。
耳障りな警告音も、毎日聞かされていれば、あまり気にならなくなった。
せいぜい、あぁ鳴ってるな、止まらないかな、と思う程度。慣れって怖い。
ただ、初日に部屋に...【カイメイ】 Error 5
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気のせいだろうか。
ミクが来て以来、気が付くとカイトの視線が、彼女にばかり向いている気がする。
私との会話の内容も、ミクの事ばかり。
そりゃミクは可愛いし、見てて危なっかしいし?
それにしたって、何でそこまで気にすんのよ?
―Error―
第四話
「そう言うけど…メイ姉こそ、気にしすぎなんじゃない?...【カイメイ】 Error 4
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「マスター、またですか」
「またです」
「…金欠って言ってませんでしたっけ」
「すみません、言ってました」
私の晩酌の時間を返せ。そんな訴えを視線に込める。
隣を見ると、カイトも複雑そうな表情を浮かべていた。大方、アイス断ちの理由が判明して、喜んでいいのか悲しんでいいのかわからない、といったところだ...【カイメイ】 Error 3
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一人で膝を抱えてから大分たつ。
ようやくカイトが微かに呻き、目を覚ました。
その目が私を捉えた途端に、何があったのか思い出したのか、一瞬、明らかな怯えの色が走る。
それを見て、何度目かの酷い後悔の念が、押し寄せてきた。
―Error―
第二話
互いに、何を言うでもなく黙ってしまって、気まずい空気が重...【カイメイ】 Error 2
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