タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(126)
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「ルキともう会えないのは悲しいな・・・」
「え?」
「ルキともう会うなって。そんな男と関わり持つなんて許さないって言われたの。下手すればルカとももう会うなとか言われそうだったし・・・それは絶対ヤダって反抗したけどね」
めぐみは笑いながら言うけれど、その笑顔はやっぱりどこか大人っぽくて、どこか悲しそう...ボカロ学園!70
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「ちょっと!なんでこんな近づかなきゃなんないのよ!」
リンちゃんとレン君の撮影のセットは、森をイメージした可愛らしいセットだった。
「いいじゃん二人双子だし・・・」
「ぶっつぶすぞてめぇ!!」
カメラマンが、レン君を赤と白のドット柄のキノコセットに座らせて、リンちゃんをお姫様抱っこしろという指示に、...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 11
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部屋に入った途端、黒縁眼鏡をかけてカメラを持った、カメラマンらしき男がフラッシュを光らせた。
「あ!皆さんお待ちしてまし・・・」
「いきなりびっくりすんじゃない!ったくもー!!」
カメラマンが言う前にリンちゃんが怒って言った。
「あはは・・・ごめんね。君は・・・双子の鏡音リンちゃん、だっけ?ハーフの...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 10
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「ルカ、色々大変だと思うけど頑張れ・・・って言われても困るだろうけど」
「ん・・・」
私は小さくうなずいた。
「ルカがそんなんだったら、めぐみだって元気になれないと思うし」
「うん・・・」
「元気出せ!な?」
そう言ってレンは私の頭を撫でる。
「あ!ルカさん!」
曲がり角からカイコが出てきた。
「久...【まだ続きます!!の続き】ボカロ学園!69
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「・・・聞いた?」
噂って、不思議なものだ。
「聞いたよー!めぐみの事でしょ?」
「ありえないでしょ!妊娠とか・・・気持ち悪」
こっちは何も言ってないのに、すぐに広がっていく。
めぐみは幸い退学にはならなかったものの、妊娠をしたあげく自殺行為を謀ったことで今すぐ学校に戻れる、という事ではないらしい。...まだ続きます!!
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「でかい・・・」
撮影場所は確かにここで合ってるはず。
でも・・・
「何階建て?」
でかすぎっ!!
うちの会社のビルより高さは高い!
それにデカイ!
もう一回手元の地図を見て場所を確認し、固唾を呑んで建物の中に入った。
目の前の白いドアをノックして、ドアノブに手をかけた。
「失礼しま・・・ぶっ!」...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 9
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「今日だっけ・・・」
確かあのシンデレラなんとかの撮影は今日だったはず。
「そうそう今日だよー昼頃だからもうあがったほういいと思う」
「あ、本当?」
メイコが仕事の資料を見ながら言った。
「あたし仕事やっといてあげるから行ってきなー?」
「えー・・・でも」
メイコも仕事があるし、任せるのは少し悪い気...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 8
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あれから家に帰り、がくぽと連絡を取ろうとするも、携帯が繋がらない・・・
「何でこないのー・・・」
いや、理由は分かってるんだけど。
てか、元はそっちが悪いのに!
携帯の開け閉めを繰り返しているうち、携帯が鳴った。
携帯の画面には、『がくぽ』と映し出されている。
「もしもしがくぽ!?」
『・・・・』
...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 7
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「ル、カ・・・?」
静かな病室に、今にも消えそうな小さな声が響く。
「めぐみ!?」
「あ・・・あたしの赤ちゃん・・・・!」
めぐみは自分の腹部に手を当てた。
「いない・・・水しか入ってない!!」
「めぐみ・・・」
「どこにもいないよぉ!!」
めぐみは泣きじゃくった。
めぐみの赤ちゃんは実際まだお腹の...ボカロ学園!68
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周りの男性社員がおかしい。
いや、決して嫌な意味では無いんだけど…
例えば、私がパソコンに向かって仕事をしている時。
「巡音、俺がやっとくからお前やんなくていいぞ」
「え…でも」
「いいから」
「うん…」
同期の男性社員は私に代わって仕事を引き受けてくれる。
「何か今日、周りの男やけにルカに優しいじ...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 6
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「疲れたぁ~…」
今日は残業で、夜中までかかった。
本当は通りたくなかったけど、近道のキャバクラ・ホスト街を歩いた。
キャバクラとホストの仕事はよく分からないけれど、やっぱりいいイメージは沸かない。
なるべく下を向いて、目立たないように歩いた。
「お姉さん、遊ぼうよ」
「いや、ちょっと…」
私に話し...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 5
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「う、嘘!!」
朝起きてから、ポストを覗き茶封筒の中に入った『採用』の文字に驚愕する。
(ゆ、夢・・・・?)
そう思い、頬を思いっきりつねった。
「いひゃい」
夢じゃない・・・
私なんかが、本当に?
何だか高校の合格通知をもらったみたいな気分。
「相手の男の人の名前も書いてあるんだ・・・」
『氷山キ...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 4
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「ん・・・?痛ッ・・・・」
頭が痛い。
「気持ち悪・・・」
吐き気がひどい。
私、昨日何したっけ?
あっ、そうだ。
(私酔っ払ってそのまま・・・)
昨日のことを思い出すと、血の気が引いてくる。
「が、がくぽに謝んなきゃ・・・」
立とうとすると、まだ酔いが醒めていないのかうまく立つことができない。...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 3
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(今日、来るって言ったクセに・・・)
来ないじゃん!
只今深夜3時。
一人暮らししているマンションの私の部屋は、寒さのせいで息を吐くと白くなった。
(こういうところ、ヤダ)
来るとか言って期待させて、結局来ない・・・
仕事かな・・・
仕事なら、仕方ないよね・・・
(眠・・・)
今日はもう来ないと思い...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 2
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私、巡音ルカはこのV社で働いて2年になる。
「これそっちやって。あ、あとこれもなそんでこれも・・・」
この人は神威がくぽ。仕事の上司でもあり・・・
「ルカ」
上司でもあり、
「え、あ、何?」
「今日、お前ン家寄るかもしんねぇ」
「うん。分かった」
私の彼氏。
がくぽは私の耳元で囁くと、早々と仕事に戻...社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 1
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「おい、巡音」
別に。
「はい」
今の生活が嫌なワケじゃない。
ただ・・・
「ここ、コピー間違ってんぞ」
「あ、すみません」
「ちゃんとしろ」
「はい・・・」
ちょっとくらい、優しくしてよ!!
社内恋愛【部下の前に、女なんですッ!】 プロローグ
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ガラッ
『おはよールカ!!』
そんな元気な声は、もう遠い幻のよう。
私は自分の席に座り、ボーっと窓を眺めていた。
今朝はお父さんもお母さんも無言のまま、私は『行ってきます』と『おはよう』すら言えず登校した。
「めぐみ今日休み?いつもここ来んのに・・・」
「だよね~女王も可哀想に」
いつもは聞き流して...ボカロ学園!67
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「はぁ~あ・・・」
放課後。
いつも一緒に帰ろうと言ってくるめぐみが、今日はそそくさと帰ってしまった。
(私、めぐみの役に立てないの・・・?)
めぐみはいつも私を励ましてくれていたのに・・・
「あ、ルカ」
「・・・・・」
振り向くとそこには
「レン」
レンはダルそうな顔をして、背中に鞄を背負っていた...ボカロ学園!66
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ガラッ
「おはよールカ!」
教室に入ると、いつものようにめぐみが笑顔で私にあいさつしてくる。
「おはよ・・・ちょ、ちょっとゴメン」
めぐみの前を横切って、『ある人物』の元へ行く。
「レーン」
「お、おはよルカ」
私から話しかけてきたのに驚いたのか、レンの声は上ずっていた。
「レンの好きな物って何?」...ボカロ学園!65
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メイコお姉ちゃんが結婚した。
「お姉ちゃん、おめでとう!」
「ありがとう。ミクも早く幸せになってね」
「うん!」
数十年後――
「幸せ・・・・ね」
メイコ姉さんとの幼い頃の写真を見て、自分の無邪気な笑顔にふっと笑う。
ふとテレビのリモコンを手に取り、テレビをつけた。
『話題の双子のアイドルユニット、...【読みきり】昔と少しも変わらない【ですよ】
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私の小説にメッセージをくださった方々へ(´▽`*)
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(あ、メールより、電話の方がいいかも)
北海道であんな事になっちゃったし、メールしたとしても後から気まずいままで話しかけられない事になるってのもありえるわよね・・・
「やっぱり電話にしよう」
私はレンに電話をした。
『もしもし』
十秒くらいでレンは電話に出た。
「もしもし、レン?私。ル・・・」
『ル...ボカロ学園!64
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「ただいまー」
何とか無事?に極寒の北海道から帰ってきた私は、家に帰ってくるなりソファーに寝っ転がってだらけていた。
「疲れたでしょ~。めぐみちゃん、残念だったわねぇ」
「うん・・・・」
「そういえばめぐみちゃんがお通夜の時、ちょうどルキも出かけてたのよねぇ」
「ふーん」
どうでもいいけど。
そのと...ボカロ学園!63
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「ルカさ~ん!!」
旅館に戻るとカイコが私に手を振ってきた。
「他の皆は?」
「もうお風呂とか、部屋に戻っちゃいましたよ~。マナさん達は先に部屋に戻ってるって言ってました」
「そうなの!?ごめんなさい、一人で待たせて」
「いいですよ~それよりさっき、何話してたんですか?」
私はさっきあった事を話した...ボカロ学園!62
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こっちにも(´▽`*)
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「!?」
「え、嘘でしょルカーww冗談キツイよ?」
「ルカちゃん・・・?」
「そうなの?ルカ」
「そ・・・」
うだよ。
「そんなわけないでしょ!!バカじゃないの!?」
メイトが好き。
「あははwwだ~よね~wんなわけないじゃん!びっくりしちゃったよぉw」
マナは笑う。...ボカロ学園!61
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「なんでレンに教えなきゃなんな・・・」
ハッとした。
レンの顔が、私に近づいてくる。
「ちょ、え、レン?」
「・・・きだよ」
「へ?」
よく聞こえなかった。
「好きだよ」
「!?」
今度は、はっきり聞こえた。...ボカロ学園!60
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部屋に入ったものの、何を話したらいいのか分からない。
「ルカ」
「な、何?」
私の名前を呼んだのは、意外にもレンじゃなくてがくぽ。
「なんで泣いてたの?」
「え・・・・」
メイトとマナが・・・・なんて言えるかぁ!!
「ルカさんは、彼女のいる人を好きになっちゃって泣いてたんです」
カイコが何も言えない...ボカロ学園!59
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「・・・った!」
「あ、ごめん・・・・」
やっぱ、喘ぎ・・・・
「あ、ルカさ~ん!」
カイコが私に駆け寄ってきた。
「ルカさんのお部屋、ここですか?入っていいですか~?」
カイコがふすまに手をかける。
「だっ・・・」
「へ!?」
カイコの腕を掴んだ。...ボカロ学園!58
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『もしもし』
レンはすぐに出てきた。
「もしもしレン?私。ルカだけど」
『あ、うん。どしたん?』
「今日やっぱり、花火行けなくなった」
少し心苦しいけど・・・・
『え・・・なんで』
「体調、悪くなってきちゃって・・・・少し、気持ち悪いのよ」
これは嘘じゃない嘘じゃない。
だってさっきまでホントに気持...ボカロ学園!57