タグ:鏡音リン・レン
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「うぅう……なんでこうなるんですかぁ……」
るか様が涙目で自分の持っている割り箸を見つめる。番号は・・・10だった。
「る、るかさんなんですか!?」
「テメエるかに手加減なしとかどういうことだぁ・・・」
が、がっくんが黒いオーラ背負ってるよがくぽくんもめちゃ怯えてるよ虎とハムスターだよ!?
・・・こ...【すぅ家・ちず家】ちず家訪問!No.05【コラボ・S】
すぅ
『……うーむ』
ヴォカロ町に到着早々、俺は一つ唸り声を上げた。
「……人っ子一人いねえな、この時期は」
「そりゃあ、町の人も忙しいもの」
俺たちが降り立ったのは町の中心部―――――センターステージ。普段はミク達が歌を歌い踊りまわって大騒ぎしている場所だが、さすがにこの師走月末に騒いでいる人はそうそう...dogとどっぐとヴォカロ町!Part11-2~年収め:カイト・ミク・リンレン・メイコ
Turndog~ターンドッグ~
「はーやーくーおーきーろー!!!」
現在時刻は9時すぎ。ちず家に行くのは10時。
いつもは起こす側の人の部屋で私はそう言っていた。今日は誰にも言われなかったから少し調子に乗ってみたかったのだ。
「・・・るかを連れて来い」
「はいはいもーそんなことはいーからはよ起きる!」
『そうですわよ。早く起きてく...【すぅ家・ちず家】ちず家訪問!No.03【コラボ・S】
すぅ
◆Lyrics:ゆなぎ
◆Music:よっしー【mixizm】
生まれてきた 今日と言う日に
ありがとう 愛してくれて
今も思う この日にも
素敵な笑顔 見せて
好きで いてくれて
好きで いられる
Happy Birthday 大切な人達にも伝えたい
Happy Happy 笑顔の一日 こんなにも...「はっぴー・ばーすでぃ」
よっしー【mixizm】
巨大な火の手が上がっていた。リュウトのドラゴン体が、爆発炎上していたのだ。
そのドラゴン体の握りしめた両手の間から、いろはが這い出してきた。
「う……うう……はっ!? リュウ……リュウっ!!」
慌てて燃え上がるドラゴン体の頭部まで跳んで、強固な頭蓋骨をこじ開け、リュウトを助け出すいろは。
だが―――...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅶ~終結~
Turndog~ターンドッグ~
―――――メイコ―――――
―――――おい、メイコ!―――――
『メイコ……また町民とケンカしたのか!?』
「……だってマスター」
屈強な男たちを足蹴にしながら、あたしは後ろからやってきたマスターを文句ありげな目で見つめた。
『こいつら、ミクやリンの事を馬鹿にしたのよ!? 『ロボットのくせにうざって...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅵ~メイコ、再誕~
Turndog~ターンドッグ~
「……………はっ!!?」
突然ルカが山の向こうを見つめて立ち止まった。
「? ルカ、どうしたの?」
「……ミクおねえちゃんが……危ない……!!」
「え!? ……あ!?」
ようやくメイコも気づいたようだ―――――山の方向、町はずれから異様なほどの音の波が襲ってくることに。
「行かなきゃ……行かなきゃ!...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅴ~ルカちゃんの本気~
Turndog~ターンドッグ~
「へえ? ルカさんが子供にねえ……どうなってるのか調べてみたいなぁ……」
「もう少し落ち着いたら調べさせたげるわよ、ネル」
「ネルお姉ちゃん……あんまりいじられたくないよ……」
「う゛っ!!? う……なんて破壊力……このあたしが良心の呵責に苛まれるなんて……」
『改造専門店 ネルネル・ネルネ』のカウ...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅳ~Queen of VOCALOID・HATSUNE MIKU~
Turndog~ターンドッグ~
「こ……この子があの巡音君だというのかね……?」
「信じたくないだろうけど……まぁ、その通りよ」
呆れ返ったようなメイコの言葉に目を丸くしているのは、ルカの上司・橋本喬太郎捜査一課課長だ。
メイコの横で、幼女となったルカが首をかしげている。
「めーちゃーん、このおじさん誰ー?」
「おじっ……!!?」...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅲ~ミクの決意~
Turndog~ターンドッグ~
「どぉしたの~~~~~? みんなさっきから変な顔してさー」
「い、いやあの、その、え~~~~~と……」
どう対応していいかわからないといった表情をした一同の前で、『ルカ』―――――と言っていいのかどうかわからないような幼女だが―――――が首をかしげている。
「……状況を整理させてもらっていいかしら…...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅱ~荒ぶる『ルカちゃん』~
Turndog~ターンドッグ~
『オオオオオオオオオオオオオオオオオっ!!!!!!!!』
力強く鮮やかなミクとルカの咆哮が響き渡っている。
そのうち、徐々にルカの体から発せられる光が収束していった。
光はルカの両腕にまとわりつき、薄い金色の模様を描いていく。
そして淡いエメラルドグリーンの瞳が、鮮やかな桃色に変わった瞬間―――――...仔猫と竜とEXTEND!! ⑪~激突!!VOCALOID軍団⑤念音と超拡張
Turndog~ターンドッグ~
「……リュウト……!!」
普通に話すこともままならない口を何とか開いて、目の前の巨大な火竜の名を呼ぶルカ。
そんなルカを、リュウトはどこか寂しげな眼で見つめていた。
気づけば、ミクやリン・レン、メイコにカイトやグミも、空中に持ち上げられていた。
自分たちの体を持ち上げているのは、リュウトの鬣。遠くか...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅹ~激突!! VOCALOID軍団④EXTEND
Turndog~ターンドッグ~
―――――その光景は、まさに想定外というべきものだった。
いや、正確には想定はしていた。だが、ありえないと思っていたのだ。
この土壇場で、リュウトが火竜の力を完全に支配下に置くなど……!!
「……ホントに、支配下に置いちゃったっていうの……!?」
「じ……実はたまたまってことは……」
ミクが一縷の望...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅸ~激突!! VOCALOID軍団③VS殲滅の音波竜
Turndog~ターンドッグ~
バッとルカの手が上がる。
それはミク達にとって、本当の戦闘開始の合図―――――!!
『戦闘配備……展開!!!!』
『ッシャアアアア!!!!』
力強い声と共に、全員が動き出した。
「……? ……ねぇ、メイコ姐さん。『彼女』はどこに?」
「ああ、『あの子』? 『あの子』なら、ルカが指定したところで待機し...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅷ~激突!! VOCALOID軍団②VSいろは~
Turndog~ターンドッグ~
翌日。
グミを加えた七人のボーカロイドが、ボカロマンションの上に立っていた。
ほぼ全方位をカバーできる位置に立って、いつでも迎撃可能な体勢だ。
しばらくの間携帯電話を耳に当てていたメイコが、ルカに向かって叫ぶ。
「ルカ!!ネルから連絡!!町民全員地下シェルターに避難完了……!!いつ始めても大丈夫よ!...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅶ~激突!! VOCALOID軍団①開戦~
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~ルカさん視点~~~~~
ネルの空間操作によって作り上げられた階段を駆け上り。
かなりあ荘の階段を駆け上って。
2階についてみると―――――
そこには、大きな荷物を抱えた黒い服に身を包む男がいた。
『ドロボ―――――――――――――――ッ!!!!!!!』
全員がびしりと指さし叫ぶと、男は驚い...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-4~TurndogVSイズミ草!!③剣士たちの正義の一刃
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~ルカさん視点~~~~~
―――――驚いた。
Turndogの意外なまでの足裁きの良さにも驚いたけど。
もっと驚いたのは――――――――――――――――
わずか開始1秒。相討ちにも近い状態ながら―――――Turndogの面がイズミ草さんの面金に触れるよりも速く―――――イズミ草さんの胴が決ま...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-3~TurndogVSイズミ草!!②殺意とテクの激突!!~
Turndog~ターンドッグ~
シアンの髪を持つ美女―――――イズミ草さん。通称イズミさん。つかさ君とは先輩後輩の関係だ。
彼女はしるるさんによって、『かなりあ四天王』なんて呼ばれたことがあった。最もしるるさんは大見得切って呼んだことはなく、表で呼んでいるのは俺ぐらいだが。
イズミさんがかなりあ四天王と呼ばれていた理由は、しるるさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-2~TurndogVSイズミ草!!①激闘の始まり~
Turndog~ターンドッグ~
―――――私が今でも夢に見る光景がある。
あれは確か―――――初音ミク5周年のころの光景。
丁度ボーカロイドが表の世界にも認められ始めたころだった。
5周年という節目も相俟ってか、これまでの4回の誕生日とは打って変わってお祭り状態だった。
皆が私を祝ってどんちゃん騒ぎ。ファミマとコラボしたり、あちこ...【ミク誕】Birthday Live!!
Turndog~ターンドッグ~
ヴォカロ町は、この世界では至極平和な町だ。
騒動と言えば、時々起こる他愛ない事件(全部ルカさんが締め上げて終了)ぐらいなものだ。
とはいえ、一歩外に出ればそこは『憲法第九条を失った日本国』―――――危険なこと極まりない。
そしてこの世界の『創造者』たる俺が死ねば、この世界の『時』は止まってしまう。
...dogとどっぐとヴォカロ町! Part3-2~メイコVSどっぐちゃん!!~
Turndog~ターンドッグ~
「もともとあたしたちは、5人で一組の戦隊になる予定だったのよ。」
淹れた茶を飲みながら、グミはそう切り出した。
「5人……というと、がくぽ、リリィ、いろは、リュウトに―――――」
「そ、あたしってわけ。まぁ実際には、リリィが覚醒早々逃げ出したりとか、リュウトが力を制御できなかったりとか、いろはが飽き...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅵ~戦争ガール・グミの悲しみ~
Turndog~ターンドッグ~
『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』
猛り狂うように咆哮を上げる、巨大なドラゴン。
変化の瞬間に飛び乗ったのか、いろははドラゴンの右肩で鬣にしがみついていた。
予想だにしていなかった事態に、茫然としてい...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅳ~殲滅の音波竜・リュウト!!~
Turndog~ターンドッグ~
「シャアアアアアアッ!!!」
突然鋭い声とともに、一つの影が木の中から飛び出した。
「なっ、何!?」
咄嗟に周りを見回しながら身構えるミクとメイコ。だがルカは―――――既にある一点を睨みつけていた。
それは電信柱の上―――――電信柱の先端に、人影があった。
薄紅色の髪。赤い色をしたバスター型のスピー...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅲ~いろはの猛攻~
Turndog~ターンドッグ~
~巡音ルカの日記より抜粋~
あの日―――――
動物病院から八又署に戻ってみると、数百人の黒猫組組員と、9人の幹部が縛り上げられた状態で届けられていた。
ドンキーの話によると、いきなり突風が吹いたかと思うと組員たちがどさどさと投げ込まれてきたらしい。
その時に机に投げられたとい...ボーカロイド達の慰安旅行(19)~猫の騒ぎと旅の終わり~
Turndog~ターンドッグ~
―――――素晴らしい。血沸き肉躍るようだ。
戦いこそは俺を生かす最大の糧。このあふれる力を試せる本気の戦いこそ、俺が求めていたものだ。
ルカたちに―――――平和を好むあいつらに嫌われたくないなんて、俺らしくない感情を抱いたが故に、ずっと封じてきたが、やはり俺は戦いの中に身を置かなきゃな。
…...ボーカロイド達の慰安旅行(15)~ロシアンとクロスケ‐肆【決着の時】~
Turndog~ターンドッグ~
―――――誰もが、己が目を、己が耳を疑っただろう。
今の今まで、怒り狂っていながらも真面目な口調で、『吾輩』なんて時代がかった一人称を使っていた猫又が。
子供のような笑みを浮かべながら、はっちゃけた喋り方になって、『俺』という一人称を使っている姿に、驚きを隠し得なかった。
「ろ……ロシアンち...ボーカロイド達の慰安旅行(14)~ロシアンとクロスケ‐参【荒ぶる猫又師弟】~
Turndog~ターンドッグ~
『懐かしいっすねぇ……かれこれ300年ですかい!?兄貴!!』
『く……クロスケ……!?お前、本当にクロスケなのか……!?』
ロシアンに親しげに話しかける黒猫又と、混乱しているロシアン。その様子を見て混乱しているルカは、恐る恐るロシアンに話しかけた。
「ね……ねぇ、ロシアンちゃん?あいつのこと...ボーカロイド達の慰安旅行(13)~ロシアンとクロスケ‐弐【ロシアン・過剰疾走(オーバードライブ)!!】~
Turndog~ターンドッグ~
天空塔。八又町で最も高い建物で、日本で二番目に大きな電波塔でもある。謎の地下室が存在すると噂されたこともあるが、その真相は謎に包まれており―――――
「……その謎の地下室が、『黒猫組』のアジトってわけ……か。」
『そういうことだな。さて……。』
天空塔の前に立ったルカたちとロシアンは、静かに...ボーカロイド達の慰安旅行(11)~決戦!!『黒猫組』~
Turndog~ターンドッグ~
《ピリリリリリリリリリ!!》
突然着信音が鳴り、ルカがポケットから携帯を取り出した。
「あ……ドンキーからだ。」
「あれ?ルカ姉着信変えたの?前『星屑ユートピア』だったんじゃ?」
「ここんとこのごたごたで壊れたのよ……。はい、もしもし?ドンキー、どーしたの?…………え!?ホント!?……うん...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅷ~ルカ、大爆発!!~
Turndog~ターンドッグ~
「ねぇ、ルカ姉……さっき松田警視に言ったことって……。」
ホテルのエレベーターで降りて行く時、ミクがルカに尋ねた。
「……分かってる様ね。……和也君が心の声で言い残したのよ。『がくぽの様な人を見た』って……。」
『……………!!』
一同の間に緊張が走る。
神威がくぽ。嘗て共に歌った仲間で...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅶ~猫又の推理~
Turndog~ターンドッグ~