衣恋@ついったの投稿作品一覧
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【Dear 雨宮ぼたん様】 HAPPY BIRTHDY 【祝!15歳】
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最初から、君を・・・
ーーーFire◎Flowerーーー
いつもは閑静な街も、一時の賑やかさを取り戻す祭。道沿いには多くの出店が軒を連ね、すれ違う人々は一様に笑顔を浮かべていた。
わぁっ、と歓声が上がる。夜空を彩る、鮮やかな花火。
ドン、ドドン、と体を突き抜けるような大きな音を上げ、絶え間なくその花...【自己解釈】Fire◎Flower【halyosy】
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♪ 2011年 暑中見舞い企画 ♪
5番【必読】を必ず読んで下さい。
1.はじめに
☆ご希望なさる方は、住所・名前(HNでも可です。)を教えていただくことを前提にお願いいたします。
★昨年の暑中見舞い企画、もしくは年始の年賀状企画にご参加頂いた皆様は、参加表明のみで結構です。
☆衣恋低クオリティ...【 必読事項在り。 】2011年暑中見舞い企画について
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「退屈ね」
冷たいコンクリートに四方を囲まれた部屋で、女は言った。
時刻は深夜2時を廻ったところだ。今夜は雲が出ていなくて、錆び付いた鉄格子の窓から覗く月明かりも、より一層明るく感じる。
女の顔はとても整っていた。シルクのような薄桃色の長い髪に、少し暗めの茶色っぽい瞳。雪のように白い肌。すらりと伸び...トランプ。
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君に伝えたいことがある
胸に抱えたこの思いを
うまく言葉に出来ないけど
どうか、聞いて欲しい。
「かぁー・・・がみねっ!」
ぱしん、と軽い音と共に、後頭部に小さな衝撃が走る。
顔を上げてみると、そいつはにかっ、と笑顔を浮かべた。
「プリント!持って行ってあげるよ!」
「あ、サンキュー」
先程教師に配...告白
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君が遠くて、遠くて、まだ見えなくて
空が近くて、近くて、手が届きそう
海は深くて、深くて、底は見えない
恋は熱くて、苦くて、冷たかった
僕は何処に居るのかと
問いただしてみても
反ってくる言葉はどうしたって曖昧なのです
街の片隅で誰か泣いていた
その手に確かに、刻まれたあの夢
からまわり、うそさがし...Jumping down Girl To You Smile Again.
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血。
暗い部屋の中、窓から漏れる微かな月明かりの下、白いカーペットに浮き出る、朧気に人の形をした血。
それは、あの事件の時のミクの血。
しゃがみ込み、そっと指先で触ってみる。乾いて、チクチクと指先を刺激される。
「彼女は、何故死ななければならなかったのか?彼女は何故殺されたのか?・・・いや、光り輝く...【第6話】君の言葉と片羽のアゲハ。【片羽のアゲハは飛ぶことも許されずに憂いを抱く。】
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優しい歌を歌っていてね、孤独な世界に包まれても。
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あれから1ヶ月。
俺は神威グミと名乗った女に、何故か何もされないままに解放され、カイトの葬式には、ミクや加賀峰の死との関連があるんじゃないか、ということで、多くのマスコミやメディアも参列していた。
それも徐々に世間の波へと埋まっていき、街は再び自分たちのリズムに戻っていった。
そして、今日俺は、ミク...【第5話】君の言葉と片羽のアゲハ【その嘘の裏に隠されたのは君の優しさ】
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「・・・?」
目を開けると、そこは闇だった。しかし、少しすれば闇に目が慣れ、ぼんやりと辺りの様子が分かるようになった。
縛られた手足でなんとか立ち上がろうとする。
くらり。
目眩がして、冷たいコンクリートの床へと体を叩きつけられる。
俺の脳内は、先ほどの・・・いや、あれからどれ程時間がたったのかは分...【第4話】君の言葉と片羽のアゲハ【縺れ合った糸のその先に待つもの】
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「は?」
単刀直入、俺は目の前にたたずむ女にそう問いかけた。
女はわざとらしく大きな溜息を吐くと、なんの感情も抱いていないかのような声で、話を続ける。
「はあぁ・・・。まったく、君程物わかりの乏しい奴は初めてだよ。僕の話をちゃんと聞いているのかい?そこまで理解力がないとむしろ凄いと僕は考え、君を崇め...白と黒と欠けた両翼の羽。
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奏でているよ… 終わらないセカイの夢
―――夢桜―――
「なぁ」
上から掛けられたその声に、蓮はゆっくりと顔を上げた。時代の境目に起きた戦争の名残、辺りは未だ焦げ臭い匂いと赤黒い世界が広がっている。
連は目の前に立つ男に視線を移した。
男も、訝しげに自分を見る蓮の姿を瞳に映す。
10代前半の背格好...【自己解釈】 夢桜 ver,蓮 【ひとしずくP】
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夢見ていたい終わらない世界の夢。
―――夢桜―――
「凜!」
春の訪れを感じさせる季節。桃色の桜が美しく咲き始める頃、父が主催する社交会に出席していた少女は、ゆっくりと振り向いた。
肩のあたりで切りそろえられた綺麗な髪を後ろで結い、桃色と紺の袴を身につけたその少女は、声を掛けた人物の顔を見て、端正な...【自己解釈】 夢桜 【ひとしずくP】
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出会いも別れも全て運命なんだ。
―――Calc,―――
「ミク」
そう呼ばれた気がして、私は思わず振り返った。
誰もいない、いつもどおりの帰り道。少しでも期待してしまった自分を自虐的に笑う。
ああ、まだ忘れきれてないんだよ。君のこと。
「・・・っだから、なんで分かってくれないの!?」
「ミクこそ・・...【自己解釈】 Calc. 【ジミーサムP】
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明日を歌うよ。
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「可哀相に・・・。」
「まだ、高2でしょう?」
「まさか、2人もなんて・・・。」
一様に喪服を身に纏った参列者達が、次々と棺桶の中に、色とりどりの花を添えてゆく。
俺は白い百合の花を手に、棺桶の横に立つ。
死に化粧をして、長いまつげを伏せ、冷たくなって其処に横たわる人物。
「・・・嘉神音・・・。」
...【第3話】 君の言葉と片羽のアゲハ。 【闇に浮かぶ光は儚く脆い】
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数日がたった頃。
俺の携帯が、着信を知らせる。
ポケットの中から携帯を取り出し、点滅する文字を見る。
「え・・・」
思わず携帯を落としかける。
そこに浮かび上がっていた文字は、
「ミク・・・。」
小刻みに震える手をなんとか押さえ、画面を開く。
無機質な呼び出し音だけが俺の脳内を廻る。
恐る恐る、通話...【第2話】 君の言葉と片羽のアゲハ。 【真実の裏にある暗い闇があなたを拒む】
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彼女は死んだ。
花のような笑顔と、深い深い、絶望の闇だけを残して。
『女子高生殺人事件』
新聞やニュースで大きく取り上げられたこの事件。
被害者は初音ミク。
前日夕方、友達と別れた後に連絡が途絶え、翌日自宅から数キロ離れたマンションの一室で死亡しているのを、近所の住人が発見した。
ミクは俺の自慢の彼...【第1話】 君の言葉と片羽のアゲハ。 【あなたの笑顔は青空に消えた】
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「・・・分かってるよ」
何よりも大切で、何よりもなくしたくないものなのに。
人は弱くて、いつでも不安だから。
その大切な、あたたかいものを、自分の手で壊してしまう。
それでも強がって、独りで涙を流して、心の扉に鍵を掛ける。
綺麗な言葉とか造ったお世辞とか、同情とか、冷え切った手のひらには何も残らない...優しさと温もりと、「 」を教えてくれた君へ
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はじまりは、入学式の日だった。
意気揚々と桜のアーチをくぐり抜け、これから始まる中学校生活に胸を膨らませ、喜びと、どこか不安げな、複雑な表情を浮かべ、すこし大きめの制服を着た1年生が、入学式の会場の体育館へと足を運ぶ。
そんな中、私の目に留まった、1人の男子生徒。
背格好からして、彼もきっと1年生だ...大嫌いな君との小さな恋。
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「ふあ・・・」
冬の名残がまだ残る午後。
あたし、鏡音リンは大きなあくびをした。
すこしひんやりとした空気が心地よく頬をなで、切りすぎたあたしの前髪を揺らす。
履きなれないヒールで歩きすぎたせいか足が痛くて、あたしは近くにあったベンチに腰を下ろした。
随分暖かくなった日差しを全身に浴び、つい眠たくな...君が最期にくれた願いとサヨナラ。
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闇の中僕は一人で凍えていた
ただ孤独で寂しくて誰かの手を待っていた
夜が来る度に胸の奥に墜とされた声
もう君にも会えないのかなって
そう思っては泣きたくなった
光を失った街は何故か哀しく見えた
世界中でただ一人
誰かに手を差しのべられる僕になりたいから
僕らが描いた未来があって
其処には君が居て僕が...僕と君と誰かの証。
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「・・・は?」
俺、鏡音レンは、思わずマヌケな声をもらしていた。
今日は12月27日。
部屋の外は真っ白な雪が降り積もっている。
俺は冷静に状況を判断しようと一度今開けたばかりのドアを閉める。
凍り付く廊下の冷たさが、足の裏を通して全身に広がり、これが現実であると確信させられる。
「・・・いやいや、...鏡音×鏡音Append
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「ちょっと、そこの鏡音レン!止まりなさい!」
後方から聞こえたその声に、俺、鏡音レンはゆっくり振り返った。
そこにいたのは・・・
「あれー、リンちゃんじゃん♪」
両脇にいた女から手を離すと、眉毛をつり上げてキッと俺を睨み付ける、鏡音リンの前に
立った。
「どしたの?・・・あ、もしかして、ついに俺に告...生徒会長との小さな恋。
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はじめは小さな音でした
たくさんの光が集まって
私は大きくて綺麗な音になりました
4度目の季節が巡って空が青くなる頃
私はまた歌います
振り返ればあの日から
歩んできた道がある
みんなと紡いだ世界の色
きっとこれからもずっと
忘れないよ、君に誓う...39の音は世界の証
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通りゃんせ、通りゃんせ
ちょいと其処逝くお嬢さん
あんたは何処へ逝くんだい?
怯えなさるな此処は天神様の細道じゃ
悪木盗泉鳴く頃に祇園精舎の鐘の声
冷たい水には舌絶てて
眠り逝くまで踊りましょう
通りゃんせ、通りゃんせ
ちっとお待ちよお嬢さん
御用が無いならお帰りよ...とおりゃんせ。
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「離れてく運命を受け入れて君を最後に強く抱き寄せた」
俺は、窓から見える変わらない景色をずっと眺めていた。
右手には、握りつぶした一枚のカルテ。
「分かってたけど・・・案外、ショックなもんだな・・・。」
独り言をいいながら、つい10分前の出来事を思い出す。
「・・・カイト先生、僕に言うことがあるんな...運命が2人を巡り合わせるその時まで、君をずっと待っているよ。
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徳川の時代は終わる。
江戸の町では、そんな話題で持ちきりだった。
京の都の新撰組や朝廷、尊皇攘夷や倒幕派の出現。
徳川の敗北は確実なものになっていった。
人々も、時代の渦の勢いに、恐怖を覚えていた。
もちろん、廉達も例外ではなかった。
「・・・倒幕、か。徳川の世の幕引きも、時間の問題じゃな。」
日差...遠い君と恋の歌。(4
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衣恋「みんなー!衣恋さんの暇つぶしと書いて妄想と読む何かが始まるよー!(←)」
ミク「わー!」
グミ「わー!」
衣恋「ミクとぐみはかわいいねぇはすはs(危険)」
カイト「ちょ、マスt(ry)」
ルカ「黙ってなさい★(黒笑)」
衣恋「あれだよね、ルカってSの女王様的なイメージもあるけど、天然で可愛いイ...【リア友に見られたら】 暇つぶし 【死んでまう^q^】
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「廉さん」
その声に目を開けると、襖の隙間からもれる朝日に目がくらむ。
静かに部屋に入ってきた凜は、優しく微笑んだ。
「おはようございます。」
ああそうだ、凜と一緒に住み始めたんだっけ・・・。
まだぼうっとする頭で記憶を探りながら、布団から立ち上がる。
「おはよう。」
「朝ご飯、出来ていますよ。顔を...遠い君と恋の歌。(3