ろろあ製菓堂の投稿作品一覧
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高みを目指さないといけないって言う
それを目にした誰もが驚くようなこと
いつまでも追いかけ続けていて今じゃ
もうどこが終わりかわからなくなっていた
終わらせることを諦めだと思っていた
追い求めることが使命だと思っていた
高く遠く空まで飛んで飛んで俯くと
誰の顔も見えなくなっていたんだ
きっとどこかで...きらぼし☆ピリオド
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手のひらで押さえつけていた記憶は
指の隙間から抜け落ちて私を襲う
考えないようにしていたいくつもの
秒針すら忘れていく思い出を拾う
闇であれば見えなかっただろう
残念なことにまだ光を呼んでいる
優しい記憶ばかり溢れてくるのは
枯れたことのない涙が知ってるかも
もうここにいないことを何度も確かめた
そ...りとるれとるとむうびい
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花に支えられていたんだ今も
折れそうな茎頼りない葉で
どうして私をここにいさせてくれる
その色さえ覚えられないままで
君の仲間を踏みにじったかも知れない
君の種を潰していたかも知れない
枯れて散り行くのを眺めていただけだ
それでもしつこく私を見ているんだ
言葉になにができたっていうんだ
伝えられたこ...ハナイロコンポジット
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こぼれていくのを止められなかった
あたたかなまま落ちて弾けてく
明かりを消さないと見えないものばかり
でもみんなは必死に照らそうともがいて
そこが最後とは限らない迷宮の終わりには
きれいな宝箱の中に入っていたのは鏡
そのまま放り投げて壁ごと壊して出てく
誰かのルールは私を縛って楽しそうだ
見えてなけ...心室培養
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はなむけのシンフォニー用シルエット
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はなむけのシンフォニー用キャライラスト
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見渡す限り滅びの影
世界はふたり唄い子呼び寄せ
目にする全て見るも無残
朽ち行く祈り霞み濁る空
結末を知っていた
雷鳴響き夜明けは逃げて
誰もが懺悔語る
雲間から星赤く
注がれてく大地
弧を描き弧を描くならほら...はなむけのシンフォニー
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花を書いていたんだずっと
小さく垂れ下がって俯いて
何処から来たんだろうって
今どんな気持ちなのかなって
目に映らないものは言えなくて
気持ちを形にはできなくなる
安心するものがどこかにあるなら
行列にだって並んでいられた?
吸い込まれそうな瞳も眠りに就けば
誰からも見えなくなってしまうんだ...テオクレノイチリン
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泣きながらだと上手に歌えない
喉の奥から声は途切れ途切れで
だけどいちばん大切なものだけを
こぼしていくように見えていたの
ひと呼吸ふた呼吸はなから抜けてく
色の違う感情を滲むまま沈むまま
血管の色は青か赤か君が決めると良い
目を閉じたら見えてくるものが答え
誰にも聞こえない歌がひとつくらい在っても...自由形の不自由
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くれるって言ってたじゃないか
どうして置き去りにしてしまったんだ
ひとつしかないってわかっていたのに
君だけしか持っていないって言ったのに
駆けずり回ったって見つかりやしない
巡って探ったって目にすらできない
空を切るような旅は足取りすら歯がゆい
星にすら笑われているみたいに思う
追いかけてつきまと...コタエルコタエ
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鈴の音茂みの隙間から覗く目
新しいカギ爪を誰かとともにまた
与えられるようなものはないけれど
欲しがることは教えられるから
人間のカタチは紛らわしく見える
飛べないくせに空ばかり見てんだ
こう考えたらどうかなって笑う
そして君は何も言葉にしてくれない
夜が黒い理由を誰かのせいにはしない
朝が白い理由...プリフェッチ≒スパロウ
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その帰り道まだ同じ道
掠れて消えてしまわないかって
少し心配になったけど
すり切れたのは靴の紐の方で
まだ足は性懲りも無く
全力で惰性を続けてる
軽々しい口元に重々しい猫背で
誰だって見捨てたくなる
泥だらけの靴下とヒジ
振り切れたのは僕の枷の方で...マキモドシリミット
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忘れてしまったメモを捨てられないように
言葉を放り出して感情だけねばついて残る
出したら仕舞いなさいなんて出来たらいいのに
明日また繰り返す忘れてく膨大なカレンダー
なんとかしたかったけどもう潮時かなって
手遅れの諦めが滲ませたお気楽なメモリィ
残念がる不本意な安全安心の残酷を
どうせすぐに飽きて投...Flushed Memory
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チェックでターンなミク
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見つからなかったものは
伝えてほしかったもので
探されなかったことが
今更になって食らう
お星さまお月さま妖精に
魔法の呪文願ってもねだっても
手に入ることがなく泣くなく
信じていたような気がするけど
間違いだと気づいたって言えばよかった
隠してしまえば捨てられないのにほら...極圧分布
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水たまりに映るのは重たいグレーアウト
虹色も空色も関係が無いんだってずっと
降りそうな雨も降らないままの湿り気は
時計に引きずられてく私に似合ってるんだ
俯いてばかりの日々で聞こえなくなった足音
傘を忘れても濡れても気にならなかった傷痕
荷物だけ重くなっていくのに何も持ってない
地下へ引きずり込まれ...鼓動の半減期
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無くしてしまった沢山のQuantize
確かなものは何もなくって
だから剥がれた名札を拾っている
呼び方を知らないから教えてよ
しがみつこうとしてるparts per million
手のひらに書き込んだセリフはもう
僕が代わりに奪っておいたから
行き方を知らないまま共に行こう
その可能性に僕らは躊...ミライ色ppm
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壊れて上手に鳴らないギターを
見つけて弾いた歪んだ振れ幅
やめてよの声に似ているひび割れ
きれいな音出た思い出忘れた
今にも泣きそうしゃがんでうつむく
弾き方知らない君の名知れない
呼んでも聞いても答えは溶けてく
外れた音程間違う根底
抱えて触れるの冷たいフレット
もしもねこのまま意味なく消えても...ゆびきりフレット
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抱えるほどの花束じゃなくてもいい
初めて見つけた一輪をタクトにして
壮大なイメージは必ず誰かのものだった
才能を散りばめて織り上げられるべきもの
だからそこに自分がいないことは明白で
かすかな熱をいつも涙で消し飛ばしていた
同じように笑っていれば身の程は知らぬまま
きしむ感傷だって笑われるだけの過去...Little‐Little Sunrise
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鳥が羽ばたくのをやめた時
何を感じているかを考えていた
眠りの奥底は透明な宝箱に似てる
光るものが見つからなければ終わり
救わなければ助けなければ失意で
そんな当たり前の地図誰が喜ぶの?
ドアノブを失った扉だらけ並んでる
誰かが開けてくれるの待つだけの日々
消える雲出ずる雲間違えないでいて
地の水空...鳥が羽ばたくのをやめた時
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迷い子は離れずに安息の日々
来たる日も眠れずに観測の鍵
どこにでもどこにでも流れてる
今はもう見えることのない夕暮れ
呼ぶことのないままそばにいたせいで
名前を知ることは叶わなかったけれど
思い出せばすぐに歌に出来るから
必要ないんだって教えてくれたの
ななつめの星を数えたらふわり浮かんで
踊るよう...クランベリー・パフェ
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あぁ輪郭の無い世界をこんなにも
不安に感じていた訳を教えて
音色にすら名前をつけていたくて
鼓動にまで付けていた五線譜
知りたい気持ちは誰しも同じで
伝えたいからシルシ求めていたんだ
それはきっと共鳴のシンフォニー
さざ波のように浮かんでくる未来
だけどね在り方よりも在ることを
繋ぎ止めていたかった...Exhibition Makes
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恋じゃなかったら恋じゃなかったら
恋じゃなかったら何になるのかな
恋じゃなかったら君じゃなかったら
今日じゃなかったら嘘になるのかな
足取りはいつも装うように軽く
信じているふりを隠すのが上手
適度な距離で誰からも遠くて
あんなに目立つのに素早く去った
追いかける瞳すらくらませては
指先を立てておク...不揮発性過干渉中毒
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諦めたのを確かめるように
ここにいること忘れて目を閉じた
念じても変化することのない残像は
どこまで行ってもまとわりついて
針の動く音を判決のカウントダウンにした
流れには逆らえないって知ってる
この街がどうやって出来たかも知らずに
自分の全てを分かっている気になって
最果ての虚栄心全力で吐き出すワ...冷間始動
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路地裏から漏れ伝わってくる声
偽物の振動がありふれた刃を突き立てる
大人しく逃げ出すなんて僕には無理だった
生い茂る草に肌を切られてくことすらも
至らないことがあったのなら謝ろう
けれど一度だって絶やすことのない笑顔
奥に秘めた残響の涙は何処へ連れて行く?
ダンスを踊るには僕の心は狭すぎるよ
くしゃ...裏路地には残心
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知ってたんだ占拠されてるの
突き動かされたもの積み重なって
大好きを作り上げていくんだって
否定も肯定も意味はなかった
何を言えばいいと思う?知らないんだ
鏡を割っても怪我をするだけだし
唇を縫ってもため息は止まらない
だから泣いたって笑っていたい
繰り返される「思うべきじゃなかった」
正しく心を噛...ため息の終わりに祝福を。
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当たり前みたいに出てくるの
引き寄せる必要なんかなくて
勝手につながって溢れてく
まとまりがないのは我慢してよね
想いだけの雑多なパッチワーク
穴だらけでもどう?カワイイでしょ
こんなのプレゼントされても困るけど
捨てるくらいなら一緒に見て笑お
意味なんか無くしちゃえって込めて
脳を通さない恥ずかし...激ヤバ!マグマ大噴火の刑
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電子レンジでできあがる
いつもどおりの笑顔には
味もわからない気持ちが
よく似合っているんだろうな
このまま誰にも気づかれないで
時間が過ぎるのを待つだけで
残酷な快楽にホッとしている
いつまでも流されていようって
塗りたくられた笑顔の膜に
無惨に浴びせられた冷水は...クレンジングすまいる
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ずっとずっと貯めていたものが
そっとそっと失われてくのが
どうかどうか残された僕が
いつかいつか在りますように
すっとぼけた願いの雫は今日も
みっともなくこぼれ落ちて乾いてく
焦らないことは時に手遅れで
君はもう振り向いた後だった
気持ちの何処かでは何度だって
甘い甘い慰めで一杯になって...時計を忘れた針
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靴紐を緩めては締め直して
蹴りつける地面を見つめてる
数秒後にはもういないのに
始まりと終わりを気にしてる
背中に当たる感触は答えにならない
落ちてみて初めて目の当たりにしたのは
マルかバツかそれだけのデキアガリ
どんなに自信を装ったって問いは怖い
求めなければ叶うことも知らないまま
誰かの声援も君...爆音コドー