ブクマつながり
-
「あー楽しかった!」
久しぶりに休みがとれたある日の帰り道、私は友達と話していた。
「いやあカラオケなんて数年ぶりだったからすっごい楽しかった!」
「それはよかった」
「でもルカちゃん、あんな歌も歌うんだね?なんだか意外だなあ」
「そう?割といろいろ聞くからさ」
彼女が言っているのはおそらく、私が選...「Both sides」
ゆるりー
-
嘘つき。
約束したのに。
どうして。
あなたは、……。
瑠花様へ
あなた様がこれを読んでいるときには、私はもうお傍にはいないことでしょう。
あなた様は私がいなくなったことを気にしておられないかもしれない。ですがどうして私がこの家を離れたか、それだけはどうしてもお伝えしたいのです。身勝手は承知の上...【がっくん誕】約束の地
ゆるりー
-
徐々に暑さが遠のく九月下旬。
お客の少ないこの頃、ネルは特に依頼もないのに俺の部屋に入りびたりである。
「……暇ー……」
「本店の方は大丈夫なのか?」
「お客さん少ないのよこの時期って……ほら、ちょうど学生は新学期だったり、受験生は追い込みはじめだったり、社会人だっていろいろ忙しくなるじゃない? だ...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑩~
Turndog~ターンドッグ~
-
受験。
それは全ての人間が、一回り成長するために欠かせない関門。
今この世に働くすべての社会人は、一度なり二度なりこの関門を潜り抜けてきた者たちだ。
そして今も、数多の小・中・高・大学生が受験に挑むために、勉強で力を蓄えている。
だがその受験、本当に自分の糧になっているのか?
ちょっと手詰まった時、...dogとどっぐとヴォカロ町! Part9-1~戦う者たちとTurndog~
Turndog~ターンドッグ~
-
9月9日。
夏休みもとうの昔に終わり、全生徒(全国民?)が憂鬱な平日。
スイカも夏野菜も枝豆も美味しい季節が終わり、私はしょぼんとしながら時期が終わる枝豆をもぐもぐ食べる。ああでも枝豆本当美味しいもう幸せ。
学生は夏休みの課題(残り)をヒイヒイ言いながらやったり徹夜したり最早開き直って一切やらずに先...【かなりあ荘】秋風
ゆるりー
-
ねえ先生、知っていますか。
どんな人間にも守りたい存在があるんです。
それは形のあるものとは限らないんです。
例えば色褪せた思い出。
目を閉じればいつでも大切な人に会えるんです。
でもそうすると、少しだけ寂しくなります。
やっぱり会いたいんです。
私にとっての守りたい存在。
私はあの時、それを伝えら...【がくルカ】Liar
ゆるりー
-
彼の冷たい一言は、曖昧だった私の心を引き裂いた。
その言葉に昔のような温かさは少しも含まれていないのだと気づくのに数秒かかった。
何をしても楽しくない。
何をされようが上の空で返事をする。
時間の感覚さえもが曖昧で、もうどうでもいいやと投げやりになっていた毎日。
その理由を自分なりに結論付けたのはつ...【カイメイ】Distance【Ⅰ】
ゆるりー
-
日を重ねるごとにわからなくなる。
年月が流れるほどに理解ができなくなる。
こんな感情が存在する、その理由に。
--------
彼女に出会って、考え方が変わった。
同年代の人間とまとめられて、「いいから先生の言うことを聞きなさい」と馬鹿げた常識と知識を詰め込まれた、あの学校という空間が大嫌いだった。...Memoria --『Fantasia』--
ゆるりー
-
《with あゆみんさん》
「ハロー!ゆるりーさん!」
すぅさんとちずさんがこたつから出て行き、読書をしていた私。
ちょうどちずさんから借りていた本が読み終わったので返しに行き、そこでごたごたに巻き込まれ。
なんやかんやあって、リビングへ戻ってこたつむりをしていた私に、あゆみんさんが声をかけた。
「...White happiness --後編-- 【かなりあ荘】
ゆるりー
-
1月30日
今日は私の誕生日
友達が祝ってくれるって言ってくれたけれども…
久しぶりにあの人に会ってみたくて
≪Reencounter≫
昼間の各駅停車の車両はやけに空いている
少し早すぎたかな
別に急行でも行けるけど、このドキドキを隠したくて
時計はまだ11:43
待ち合わせまで一時間以上ある...【超遅刻】 Reencounter 【がくルカ】
ayumin
-
「ねえ、この世界にさよならしちゃおうか」
彼のリクエストであるホットケーキを焼いている時、テレビを見ていた彼がそんなことを言った。
あまりに突然のことだったからびっくりして、私は手元に注意が向かないまま彼へ言葉を投げる。
「急にどうしたの。今火を使ってるから、驚かせるのはやめてよね」
「ああ、それは...【がくルカ】夜明けの約束【ルカ誕】
ゆるりー
-
「僕は、あなたが好きです」
二十六年も生きていれば、それなりに恋もする。
オトコなんて結局素直で可愛いバカなオンナを演じてる女が好きで、「好き」とか「愛してる」とかそんなの信じるに足らない甘言で、今更誰にそんなことを言われたって心は動かないと思っていた。
なのに、あまりに真剣な彼の瞳を見つめ返したら...【カイメイ】明日への扉
キョン子
-
いつから自覚していた?
自分が他人と同じだと。
自分は普通だと、なぜそう信じていた?
どこから狂い始めた?
人生の選択は。
自分は他人と何ら変わりはない。
その主張が間違っていると気づいたとき、自分はとても愚かだったろう。
人を助けることは善いことで。
人を見捨てるのは悪いこと。
人を生かして希望を...Memoria --『Preludio』--
ゆるりー
-
日常生活ってなんだっけ?
私たちが過ごす、当たり前のような毎日のこと?
じゃあ、私の日常って何?
私の空洞を埋めるものはどこ?
誰か。
私の日常を説明して。
私が私であることを証明して。
崩れる?
日常が?平和が?人格が?
それとも私自身なら、もうとっくの昔に崩れている。...【ミク・リリィ誕】Pygmalion Complex
ゆるりー
-
夢を見た。遥か遠くに大切なものを置いてきた、そんな夢を。
目覚めた時、首元に汗が流れるのを感じた。何か恐ろしい夢を見た気がする。でもそれがどんなものだったかなど、もう思い出せそうにない。
時計を見ると、まだ深夜三時を回ったばかりだった。眠らなければ、明日の仕事に支障が出る。毛布を被り直して寝よ...【がくルカ】Plus memory【5】
ゆるりー
-
(イントロ)
Aメロ しぶとい奴等は見た目より断然ずっと図太くて
くせ者扱いは慣れっこな暴れっこで結構
ヤラレル前にヤッテやるそれが想いのモットウで
心の優しいフリしてなりふり構わず即行
Bメロ 何かヤラかして 揉消した圧力
純情な思春期 愛して愛されラブlov...曲名「厄介爛々~やっかいらんらん~」 【作曲:四月十六日さん】
ケパ
-
12月24日。
街中が白い魔法に包まれる日。
街を歩く人々が、思い思いの感情を胸にその日を祝う。
息を吐けばそれは朝でも夜でも白く舞い上がり、小さく小さく分散されて静かに空中に消えていく。
ふわふわと舞い降りる粉雪は太陽の光で反射してきらきら光り、掴もうとすれば儚く溶けてしまう。
例え街でどんな事件...【がくルカ】前夜祭に抱えし夢は【舞台裏】
ゆるりー
-
彼女は今日もベルスーズを訪れていた。
カウンター席に座り、雑誌を広げてそれに目を落としている。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
声をかけると、彼女―芽衣子は振り返って私の姿を一目見て、ため息をついた。
「あんたならわかるでしょ?いつものよ」
「かしこまりました。アイスコーヒーをお一つですね」
「違...【カイメイ】Distance【Ⅲ】
ゆるりー
-
わからない。貴方の声も、物音も。
音の無いセカイに、私は一人…
孤独はいやだ。独りは嫌だよ。
誰か、私を助けてよ…
「おはよー神威くん。」
「あ、巡音さんおはよう。」
私は神威くんと幼馴染で、家が近い。
そして仲が良かった。
勉強や遊び。友達の家に出かけて。...【がくルカ】キミの声が無いセカイ【音を失った少女に】
ゆるりー
-
「ねぇ、Turndog」
「んー? なんぞルカさん?」
「突然だけどさぁ……デートしない?」
「んぁ? デートね、いいよー………………………って」
『えええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!?』
――――――――――想定の斜め上を行ったルカさんのとんでもない一言...【ルカ誕】I Never forget you【最期の時まで忘れない】
Turndog~ターンドッグ~
-
一言で表せば、それは灰色の人生だった。
何も手に入れることができないまま、この生涯を終えるのかもしれない。
そこには悔しさも虚しさも、優しさもありはしないけど
自分の存在意義さえ見つければ
心の空洞を埋めることができるのではないかと
淡い期待を抱いていた
そして暗闇の中で、たった独りで泣いていた
そ...【鏡音誕】追憶
ゆるりー
-
「はーいじゃあ休憩!」
5月23日。
撮影で張り詰めていた空気が一気に和らぐ。
その場に座り込みたいけど生憎今は衣装(しかも制服)、汚れたりしてはいけないので立ちっぱなしである。
「ふう」
持参した水筒を手に取る。
ちなみに中身は麦茶。
暑い時期に飲むのがすごい好き。
現在、一番長いシリーズの撮影中...【がくルカ】Segreto
ゆるりー
-
夢を見た。あなたが遠くへ行ってしまう夢を。
夢の中のあなたはとてもよそよそしくて。学校では毎日すれ違う度に「今日も頑張って」と優しく挨拶してくれていたはずなのに。
それは、彼の余命を知った日からだった。彼は私に目も向けてくれなくなった。廊下で会っても、委員会や学業に関することだけを告げて、彼は...【がくルカ】Plus memory 【4】
ゆるりー
-
死にたいと貴方は言った
だからあたし殺したの
優しく そっとそっと
突き刺して
赤い花 思い描いたんだ
君の美しい花
殺してと泣きわめく
挨拶のようにいつも同じ
昨日とは違う人
貴方は貴方なのに貴方じゃないの...Exequy Of "MINE"
あめちぇ
-
夜も暮れると、子供達の姿は見えなくなる。
仕事が終わった人々は疲れを癒すために、様々な店に立ち寄る。
私は立ち寄るほうではなく場を提供するほうなのだが。
「……ん?」
いつもと同じように接客していると、店の扉の前に変な気配を感じる。
誰かが立ちっぱなしでこちらを見ているらしい。なんだか黒い影が見える...【カイメイ】Distance【Ⅱ】
ゆるりー
-
今日は日曜日。
某国民的アニメを見て、「あぁ、明日学校(仕事)行きたくないなー」と思う日のことである。
絶賛春休み中の私には関係のないことだが、勉強だけは毎日しなければならない。
学生って忙しいよね。
世間ではこの人の誕生日だ感謝の日だ、とやたら忙しい。
いや、毎日誰かの誕生日ではあるが。
とくに今...White happiness --前編-- 【かなりあ荘】
ゆるりー
-
S1
拝啓
この世界総べる語り部様
大切な話をします
この
温かな居場所を疑う
<登場人物>(ぼく)は愚か?
だけど
A1
“振りかざす剣で...【曲募集】拝啓ストーリーテラー【譜割り有】
スフレ(御依頼歓迎)
-
――「お話をしよう おとぎ話より もっともっと秘密の 昔話」――
昔々。
あるところに、それはそれは美しい歌声の王女様がおりました。
王女様は民が大好きでした。
王女様は動物や自然が大好きでした。
自分の歌声が皆を幸せに出来るならと、王女様は毎日毎日彼らのために歌を歌いました。
その歌声は時に...【カイメイ】Queen of HEART
キョン子
-
「さあ、跪きなさい」
愚かな王女の――いや、少女の話をしましょう。
絶対の権力を持っていたがために、あっけなくその首を落とされた彼女の話を。
昔々、とある大きな国がありました。
そこは「黄ノ国」と呼ばれていました。なんでそう呼ばれていたのかは正直よくわかりません。
その国に、一人の王女様がいました。...【七つの大罪】リリアンヌと楽しい日常【二次創作】
ゆるりー
-
「もしやり直せるなら…」
彼は思い出の花火を見たいと答えた。
私もそうしたいと返した。
だけどそれはできない。
私は最後に「ごめんなさい」って言った。
あなたは最後に…
あのね、私はあなたを失いたくなかった。
だけどこうなってしまった今、私が生きている意味もない。
「ずっと一緒にいようって、いつも言...【七つの大罪】ネメシスの銃口 Ⅰ【自己解釈】
ゆるりー
-
僕がどんなに必死に叫んでも。
君にはこの声が届かない。
音の無いセカイに、君は一人。
どうすれば君を、孤独の無いセカイに連れ戻せるだろうか…
「おはよー神威くん。」
「あ、巡音さんおはよう。」
僕と君は幼馴染だ。
仲が良いし、家も近い。
君といると、なんだかもっと喋っていたくなる。...【がくルカ】この声が届くまで【音を失った少女に】
ゆるりー
-
なんとなく早く起きて
なんとなく外へ出かける
あの日君とみていた海は
時間が変われど君が死んでも
変わらないから、そこへ
波の音を聞いていると
何だかなみだ溢れてくるよ
青春のように叫んでみても
波の音がかき消してくる
愛しているよ、今も変わらず...海は変わらず漂う
湯島結代
-
A
囁いた言霊 剣戟で弾かれる
骸の列で盾にして
荒唐無稽な法螺噺合戦
ほら、魂が呆れてら
B
散々、果敢、剣多感、(サンザン,カガン,ケンタカン)
彩り緑の七転八倒
勝手気儘な風車
屁理屈並べて支離滅裂...百鬼夜行の御前試合
りくりくり
-
A
硝子の向こう乱雑に並ぶいくつもの星
その逆さの世界に僕を連れて行ってくれ
切り取られた空にいくつも星座を描(えが)いて
無様に消えていく様子をただ一人眺めてた
B
息を吐いて出来た星雲で現実を閉ざして
その向こうにあるものを仮想してまた軋む
S
(そうこの涙)この涙は全部嘘と言って...天滴 -アレンジ版-
glossyjetmaterials
-
a
▽遅いか速いかそれだけの違いなのに
(○遅いも早いも何にも関係はないよ)
▽どうしてあなたは過去に囚われたままでいるの
(○どうして君はさ彼を見つめたままでいるの)
b
▲虚ろな瞳揺らして
首元のチョーカー
なぞって尋ねる
▽「ねえあなたは、何に縛られているのですか」...Love obsession
湯島結代
-
朝起きて 背伸びして
カーテンに手を伸ばす
お日様が 空でニコニコ
輝いて眩しいね Lalala
晴れわたる 青い空
白い雲 風の声
今日は外 に出掛けようかな
きっと 楽しいよ♪
足取り軽く 鼻歌まじり
るんるんスキップしてさ...青い空の下で国家百年の計を策略してみたが自分の行く末の方がやばかったからLilyにテクノを歌ってもらった
とーる。
-
Aメロ
潮の薫る岬で
鳴ることの無い声を待ってる
いつからか淋しさも溶けて
愛の惹いた記憶で
鳴らないように祈っていたの
Bメロ
憧れから変わる恋は
きっとそんなもんなんだ
S...ローレライは歌えない
りくりくり
-
「すごい、すごい、いいないいなあ、ミクもほしいなあ、これ!」
「これって、人の子をなんだと思ってんのあんた」
「ねえ、ミクオもほしいでしょう?」
「別にいらないなー。めんどくさそうじゃない」
自分の子だけでも手一杯な状況に、更に面倒な奴らがやって来た。
翡翠の髪を二つに縛った近所のクソガキその一は、...【ばぶみね】ひっつき虫を存分に妄想した【ぴこた】
音坂@ついった
-
A どうしたの?
そんなに泣いて
夜が怖いなら
夜がふけるまで話そうか
A そんな話でいいの?
もの好きさんだね
まぁいいや
すべての始まりを話そうか
B 昔々その昔
何があっても笑っていた男が一人...笑面
湯島結代
-
緊張状態 それもついに終わるんだってさ
臨時ニュース見た僕は
まだ連載中の漫画の続きもう読めないな
なんて あまりに呑気なこと考えてた
飲み会なう 世間は「緊張状態(それ)」を
忘れるほど平和だ
呆れて席を立った
僕みたいなイレギュラーのいる所じゃない
さあさ 外へ飛び出すんだ
君のいる所へ...World End Runner's
とろりお
-
今日はお城で舞踏会が行われる。
「さあみんな、頑張ってきてくれよ!」そう言いながら、男は愛娘たちを舞踏会に送り出した。娘の名前は上からメイコ、ルカ、ミク、リン、皆それぞれに美しい。この日のために誂えられたドレスが、娘たちの美しさを一段と引き出している。しかし長女のメイコだけは、新品ではなくクラシック...カイメイおとぎ話01
さつき
-
寒がりの雪だるまは
マフラーをくれたあのこに恋をした
ああ恋熱で溶けてしまいそうだ
寒い寒い場所は嫌だ
だけど僕が生きるためにも
冷蔵庫に入れてくれないか?
ここは溶けてしまうから
ああ、もしももしも
僕が人ならば普通に君と
お話したり恋したりできるのかな?...(non title)
湯島結代
-
A宝箱を開ければミミック
薬草はたった1束
A宿で眠ればモンスター来るし
ダンジョン床全部爆破床だ
sいつもハードモード
セーブ地点もありゃしない
死んでは生きて死んでは生きて
終わらない繰り返しさ
Aツボを割ればかけらが刺さる
薬草が毒草だった...ハードモードゲームプレイヤー
湯島結代
-
この小説は言わずと知れた名曲、カンタレラのMEIKOバージョンと合わせてみたを小説化したものです。
カイメイ前提のミクメイ要素があります。苦手な方はご注意ください。
MEIKO=メイリーナ、ミク=ミクレツィアです。
自己解釈の個人的妄想の産物なので、多少はそういった部分もありますが、
ほとんどが歴史...カンタレラ <カイメイ> 第五話
りと
-
例えばキミを消し去ったとして、
何人の人が悲しむのだろう?
逆にさボクを消し去ったとして、
何人の人が喜ぶのだろう?
キミはボク自身でもあり、
ボクはキミ自身でもある。
比喩表現交えたって
雑草(くさ)は花(太陽)にはなれないのに
消し去ってよ キミの中のボク自身を
願っても届く筈なくて...ミラーアローンズ
とろりお
-
A小さな壁穴から見える
隣の人はどこか悲しげな
微笑みをそっとこちらに向けた
Bドアから出てくる住人と
壁穴から見える住人は違っていて
それでなんとなく理解したんだ
俺に何ができるだろうか?
s自分とは似合わないような花を選んで
住人がドアから出て行ったあと新聞受けに入れた
遠ざかる時に聞こえた受け...(non title)
湯島結代
-
傘くるくる回し
歩く散歩道
ふと横には紫陽花
誰かが言ってたっけ
「紫陽花には毒がある」
こんなに綺麗な花なのにね
でも見た目が全てじゃないんだ
根っこなんか誰も見あしない
根腐れ起こしても気づかない...紫陽花(一番だけ)
湯島結代
-
#9「光と影」
アイツがグミに想いを伝えた
グミがアイツに想いを伝えた
結果……二人は両想いだった……
嬉しさのあまり、泣いてしまったグミを優しく抱きしめるアイツが、私は憎らしい
あれからどれだけ時間がたっただろうか……外はだいぶ暗くなってきた……
天気が悪いこともあるが、そろそろ部屋の中は、電気を...私とアイツとあの子 #9
しるる
-
S
痛い 痛い 矢印が刺さった
それだけで死んでしまいそうな
痛い 痛い 矢印が刺さった
君の目にも視える突き刺す痛みが
Aメロ
想像 目隠し
傘にもならない
斜線の雨を歩いてる
Bメロ...(仮)視線→矢印
りくりくり