ブクマつながり
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※連作短編集です※
5作品ありますので、【前のバージョン】でお進みください
【カイメイ】Dear my little brothers & sisters【5編】
キョン子
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注・!現代パラレル!
自作【恋色病棟】の設定をそのまま引き継いでいます。
お読みいただかなくても大丈夫かとは思いますが、もしよければそちらから先にどうぞ→http://piapro.jp/content/rt95fh23vywkpk7s
【設定】
・お隣同士の幼馴染
・めーちゃん23歳社会人1年目、...【カイメイ】in the rain
キョン子
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「はじめまして、メイコです」
はじめて彼女と会った時、身震いがした。
快活そうな瞳、よく通る綺麗な声、凛とした立ち姿。
一瞬見とれてしまったあと、ハッと我に返って差し出された手をおずおずと握ると、彼女が優しく微笑んだ。
(――この人が、はじまりの歌姫)
「キヨテルさんのおうちは、パーティー...【カイメイ前提】出会えた記念日【AHS小説】
キョン子
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ベランダから涼しい風が入ってきて、ブルーのカーテンが少し揺れた。本を読んでいたカイトは、ふと視線をあげる。気がつけばもう5時を過ぎていた。
何時もなら騒がしい我が家にメイコと二人きりだからだろうか、一層静かに感じて少し寂しくなる。折角だから、と二人でいつもより丁寧に家事をして、先程からリビングで好...envious
なめこ
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思わず「いたっ」と声が出た。ドアを閉めるタイミングが悪く指を挟んでしまったのだ。
挟んでしまった指を確認してみると、爪の先のマニキュアが禿げてしまっていた。
次第に熱を持っていく指先に息を吹きかけて冷ましながら考える。
今日はとにかく何をするにもタイミングが悪い。
夕飯の買い物に向かう途中...メイコの不幸な一日
ナッコ*
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!注!
この先に居るのは
【性転換クリプトン一家】です。
!性転換クリプトン家!
メイト → 常識人苦労症器用貧乏家事担当
カイコ → 三度の飯よりめーくんの鉄砲娘
ミクオ → アイドル・わがまま・家では適当
ルキ → クールビューティーマイペース
リント → 元気印賑やか少年
レンカ → しっかり...【メイカイ】ノック
キョン子
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力強い低音。
透き通る高音。
鳥肌が立つような情感。
慢心することのない歌への情熱。
誰しもを魅了する「はじまりの歌姫」。
あなたの妹であることが、私の誇り。
**
「おねえちゃん、お誕生日はなにが欲しい?」
台所に立つ背中にそう問いかける。コトコトというお鍋の煮える音に混じって、おねえちゃんが誕生...【カイメイ前提・ミク&メイ】proud of you
キョン子
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リント「さあ、跪きなさい!…これでいいわけ?」
レンカ「うわ~…。跪く気になれねぇ~…」
レン「リンがあんなじゃなくてよかった~…」
リン「これでいい?じゃ駄目だよぉ!もう一回!!」
リント「うるせぇてめぇら!テイク2はねぇからな!?」
性転換悪ノ娘Ⅰ
暴君王子こと暇人なリント王子は「黙れっ!」今日...性転換悪ノ娘Ⅰ《亜種注意&ギャグですけど何か?》
芙蓉
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ある晴れた日の昼下がり。
ミクは姉と共に本を読んでいた。しかし、その本と来たら難しい言葉ばっかりで、十六歳のミクには理解できないものがあまりに多すぎた。次第に、木陰の木漏れ日の暖かさと頬をなでる風の涼しさに、夢の世界へと引き込まれていった…。
ふと目を覚ますと、姉のほうも眠ってしまったらしい。...Fairy tale 1
リオン
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「はい、めーちゃん」
「ありがと」
彼から手渡された赤いマグカップからは甘い香りが漂っていた。
息を吹きかけ、一口啜ると舌先にほのかな暖かさが広がる。彼が淹れてくれるココアは甘さも温度も丁度良くて、申し訳ないとは思いつつも作業中はついついリクエストをしてしまうことが常だった。
「終わりそう?それ」
...【カイメイ】ゆきのひ
キョン子
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※大したことはありませんが、少しだけオトナの描写があります※
閲覧になる際はご注意ください
【カイメイ】昼下がり。
キョン子
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とろとろのオムレツに、ブラックペッパーのきいたかりかりのベーコン。
昨日の残りのオニオンスープにはチーズを浮かべてちょっと贅沢にアレンジ。
よく焼けた厚めトーストには少しの切れ込みをいれてバターを溶かし込み、あとはお好みでクリームチーズに苺ジャム、メープルシロップにオレンジマーマレード。
そして、色...【めーちゃん総受】ひとつ屋根のした
キョン子
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購入したボーカロイドが、不良品だった。
「マスター、どこにいるのかしら?」
「……君の、目の前にいるよ」
ボーカロイド。機械の彼女は、見た目は何一つ人間と変わらなかった。
私は半年前から、彼女に会うことを、本当に楽しみにしていた。
送られてきたパッケージを開け、そして彼女を起動しマスターとして認識さ...幸福の在処
榎ノ木
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ハルジオン① 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
プロローグ
それは夜。ハルジオンが野に咲き誇り、街を、そして野山を白く、黄色く染め上げていく季節。世界を淡く銀色に染め上げる満月の光が、人の身長の二つ分はあるだろう大型のガラス窓で覆われた王宮の一室を照らし上げた。その光に照らされた人物は男性一人。物音は無...ハルジオン① 【小説版悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
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「レーンッ」
仕事を終えて帰宅し、ねーちゃんが作ってくれた遅い夕飯を食べ、風呂に入ってようやく自室に戻ってきた俺は、その行動に最初から最後までピッタリと付いて回ってきた相方に、ベッドに座った途端タックルをかまされ布団の上にひっくり返った。
「…リン。頭ぶつけるからタックル禁止」
「はーい」
元気なお...【レンリン】 100分の1の「好き」
ねこかん
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●デコに目覚めたルカさん
東京・原宿で人気の玩具専門店「キディディ・ランド」。
ここの店長は、ちょっとそそっかし屋だけども明るい、カイくんが務めている。
毎日子供からお年寄りまで、いろんなお客が、欲しいものを探しにやってくる。忙しい毎日だ。
今日は、カイくんのなじみの客、OLのルカさんがやってきた。...玩具屋カイくんの販売日誌(1)ルカさんのデコレ・シール
tamaonion
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「わぁ、おねえちゃん、綺麗!!」
振り返ると、いつの間にか控え室の入り口にミクとリンが来ていた。
きらきらと輝かせた目で素直に褒められると、嬉しいより前に恥ずかしくなってしまう。
「…ありがと」
赤い胸当てに、赤い腰巻。
アクセサリーは本物の宝石をあしらった特注品で、肩の辺りがいつもより露...【カイメイ】ホール・ニュー・ワールド
キョン子
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シャカシャカと微かな音が聞こえる。すぐ隣でめーちゃんがヘッドホンで音楽を聞いているからだ。どれだけ小さな音で、音洩れを気をつけていても、無音の部屋では僅かに聞こえてしまう。…まぁ、外じゃないから音量を気にする必要もないし、それなりの音量なんだろうけど。
手に楽譜を持ってふんふんと音を確認しているめー...すぐ傍で(カイメイ)
霜降り五葉
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カイトはすれ違う人が驚いて振り向くようなスピードで駅の階段を駆け降りた。
仕事帰りのメイコが自分を待っている。
久々に大ケンカをして、一日連絡がつかなくて、思わずプレゼントなんか買ってしまって、やっと繋がった電話の向こうで、怒っていたはずのメイコからかよわい声音で謝罪なんか聞かされたら、のんびりして...【カイメイ】 大人の仲直り
ねこかん
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※大したことはありませんが、少しだけオトナの描写があります※
閲覧になる際はご注意ください
【カイメイ】扉の隙間
キョン子
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【注意】
・独自設定でちょっと暗い雰囲気の中を突っ走っています。
・「年長組」のふたりであって「カイメイ」ではありません。
大丈夫な方は、どうぞ「前のバージョン」へお進みください。
甘いお菓子【年長組】
西の風
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「マスター、海水浴を讃える歌を作ってくださいー!」
バーン、と大書きする勢いでドアを開けて、我が家の青いのが部屋に駆け込んできた。
「何、藪から棒に……『潮風』歌った人が」
「『島唄』だって歌ってます」
「あれって海の歌だっけ? まあとりあえず、却下。私はどっちかっていうと『潮風』に共感派」
夏の海...*夏海讃歌* 【めーちゃんて言わせたかっただけ】
藍流
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夏もとうに過ぎ去り、快晴でも肌寒く感じるようになってきた。去年買ったカーディガンを羽織って、ほうと、息を吐く。
ふと近くで着替えている妹たちに目をやると、私の視線に気付いたか、落ち着かない様子で、ごまかすように薄手のコートを着て部屋を飛び出していった。
よそよそしい態度だが、気にはならない。むしろ...【MEIKO誕】Obbligato 上【カイメイ】
桜宮 小春
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うだるような暑さの中、こんな時にまでいちゃついているカップルの横を通り過ぎ、余計な鬱陶しさを感じながらも足早に家へと歩を進める。
目立つ外見を隠すための帽子で、既に頭の熱さは眩暈がするほどだ。
楽になるはずなのに全く楽じゃないのはどうしてだろう。
ヘッドフォンからは最近よく聴くようになったCMソング...HPNOTIQ HYPNOTIC
+KK
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『生まれて初めて見たものは何ですか?』
つい最近雑誌のインタビューでそんなことを聞かれた時、リンは即座にメイコ姉だと答えた。
『インストールされて目が覚めたら目の前にめぇ姉がいて、ぎゅって抱きしめてもらったの』
嬉しそうに思い出を語るリンを横目に、おれはしばし考え込む。
こんにちは、レン。俺のはじ...【カイメイ】その背を追って
キョン子
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*注意*
・ぽルカです。
・亜種注意です。
・がくぽさんが大変です
一応ワンクッション。それでもよろしければどうぞ^^
地獄の一日又は天国の一日
くらびー
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ルカ発売前。
実体ありで日常生活営んでます。
カップリング要素(カイメイ)あり。
よろしければ『前のバージョン』からお願いします。
リンレンミクと兄と姉
犬蓼
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一度、台所に行って作ってきたココアを差し出すと、カイトはどこか気落ちした様子でそれを受け取った。
「やっちゃったなあ……」
「そんな気にすることないわよ。マスターだって、あれくらい何とも思ってないみたいだし」
「いや、それもあるけど……マスターに先を越されたと思うと……」
驚かせたかったのになあ、と...【MEIKO誕】Obbligato 下【カイメイ】
桜宮 小春
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その時のルカの様子を、メイコもカイトもハッキリ覚えている。
目を大きく見開いて、口を引き結んで押し黙ったまま、まるで彼女だけ時が止まったかのように硬直して、じっと目の前にいる人物を凝視していた。
それはほんの数秒のことだったろうけど、突然の不自然な沈黙はその場にいた全員を妙な静けさで満...【ぽルカ】 あなたのことが好きです。ウソです。
ねこかん
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私の弟兼恋人は、どうやら羞恥心がないらしい。
TPOを無視して好きだとか愛してるとか囁くし、妹たちの前でも平気で抱きつくし、おまけに甘えたで泣き虫で。
恥ずかしいからやめなさいと何度言っても治らないので、もうこれは病気だと思うことにして早数年。
…病状は、悪化の一途をたどっているような気がし...【カイメイ】2355
キョン子
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私、鏡音リンはごく普通の中学二年生である。
跳びぬけて学力が高いわけでも、超人的な運動能力があるわけでも、まして魔法が使えるわけでも、特別武術の有段者であるわけでも、相手を飛び上がらせるような凄い料理を作れるわけでもない。ごくごく普通の女子中学生。あえて言うなら、人より少し歌がうまいのと、少しだ...またいつか、桜の木の下で 1
リオン
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現実と眠りの世界の狭間で、うとうとと夢を見ていた。
俺はどこかの国の王様に雇われた勇者で、捕らわれの姫君を助けにいく旅の最中だった。美しい姫君は悪の魔王に見染められ、花嫁としてさらわれていったらしい。たった一人の王女を失った国の嘆きは深い。長く生やした髭が床についてしまいそうなほど玉座で項垂れた王様...【カイメイ】扉の向こう
キョン子
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――俺の最初の記憶は『歌』だ。
自分の声じゃない。透明で伸びのある、生命力に溢れた、誰かの歌声。
俺はマスターの元へたどり着く前から、この声に包まれて生まれるのを待っていた。
泣きたくなるほど愛しい子守唄。それが誰の声であるかは、目覚めた時にすぐにわかった。
「…こんにちは。気分はどう?」 ...【カイメイ】俺(達)の歌姫 前編
キョン子
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『はい、お疲れさん。二人とも良かったよ』
ヘッドフォン越しにマスターからの労いの言葉がかかる。緊張から解き放たれた俺は、大きく息をついた。
俺の初めてのレコーディングは、彼女とのデュエットだった。初仕事が彼女と一緒だったことは、俺にとって幸せなことだった。
だって、俺は彼女の声で育ったのだ。彼...【カイメイ】俺(達)の歌姫 後編
キョン子
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「んっ…」
酸素が足りなくて口を開いたのに、そこから侵入してきたのは強引な舌だった。
ぐ、と腕の力で引き離そうとしてもビクともしない。
普段は非力なくせに、なんでこんな時だけ力が強いの。
どん、と肩を叩くと、名残惜しそうに唇が離れる。
一瞬だけ解放された唇から吸い込んだ空気はやけに埃っぽかった。
―...【カイメイ】優しい檻
キョン子
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注意:ひたすらカイメイです。
実体化VOCALOIDのお話です。
独自設定をはじめ、ちょっと色々とやりすぎた感があります。
それでも読んでみる、という方は、前のバージョンからどうぞ。
お菓子と悪戯【カイメイ】
西の風
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「わぁ、メイちゃんすっごい綺麗!!」
「めーくん、花嫁さんだ!」
振り返ると、いつの間にか控え室の入り口にグミちゃんといろはちゃんが来ていた。
きらきらと輝かせた目。そういえば前に妹たちともこんな場面があったなと苦笑する。
「んふっふー、どうよ、あたしのメイクテク」
「すっごいすっごい!りり天才!...【カイメイ】サムシング・ブルー
キョン子
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「もうっ!おにいちゃんとはお買い物行かないっっ!!」
帰って早々リビングに買い物袋をぶちまけ、ミクは頬を膨らませて叫んだ。
大小色とりどりの紙袋、中身は洋服だったり鞄だったり雑貨だったり。
今日は久々のオフにミクが買い物に行きたいというので、丁度同じオフだったカイトが荷物持ちとして同行したのだが。
...【カイメイ】カイトさんの男の余裕
ねこかん
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毎日のように生まれてくる 悲しい欲望や憎しみを
上手く交わせずに泣いてるんだ
盲目の有り得ないニュースが 人間の正体なのかな
君はどう思う? 聞かせてよ
大人になっても涙するのは ミットモナイと思ってたけど
全然泣いてるよ 今でも…
今夜もスズメノナミダ 僕は泣いているよ
分かり合えない道徳が ...スズメノナミダ
AsakiNo9 【0-9】
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※めーちゃんがカイトで暇つぶししたいようです。
「カイトー」
「なーにー?」
「カイトくーん」
「その呼び方、懐かしいね。」
「バカイトー」
「え…罵倒?」
「弟君ー」
「……弟って…俺ら年齢設定ないのに…」
「青いヘンターイ」...【初代ボカロ】元・天然系正統派アイドル【長女愛】
百合
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-記憶と心-
貴方の忘れたい記憶を、高値で買い取りましょう。
貴方が手に入れたい記憶を、安値でお売りしましょう。
DVDで、永遠に貴方のほしい記憶だけを。
貴方の心、鑑定します。
鑑定量は貴方の『光』の感情。
貴方の心の値段、私が鑑定いたします。
「ねえ、知っ...記憶屋・心屋 1
リオン
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「…今、なんて言いました?」
「だから今夜から3日間、泊まりがけでロケになった、と言った」
ふぅ、と大きく煙草の煙を吐きながら、マスターはそう言い放った。
「…冗談ですよね?」
「冗談でこんな早朝におまえのこと呼び出すかよ」
「…え、じゃあ、本当なんですか」
「残念ながら本当です」
「ガチで?」
「...【カイメイ】Happy Birthday
キョン子
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――そう、つまり、『俺様』の方が恋に落ちたわけだ。
我ながらそんなことをこんな風に申告するとは思って居なかったし、ましてその申告の内容が自分が恋に落ちただなんて、そんな恥ずかしいことだなんんて、一体全体、いつ予想を立てることができるのだろうか。
最近、人気のアイドル歌手、『鏡音レン』。性格は表...恋をしたのは君じゃない 1
リオン
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この小説は言わずと知れた名曲、カンタレラのMEIKOバージョンと合わせてみたを小説化したものです。
カイメイ前提ですが、ミクメイ要素も含ませるつもりです。
MEIKO=メイリーナ、KAITO=カイザレ、ミク=ミクレツィアです。
自己解釈の個人的妄想の産物なので、多少はそういった部分もありますが、
ほ...カンタレラ <カイメイ> プロローグ
りと
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「カイト、それ6個目」
「う…」
オレ専用のクーラーボックスからモナカアイスを手に取ったら、シンクで洗い物中のメイコがこちらに背を向けたままそう言ったので、かなわん、と思いながらモナカを戻し、扉を閉めた。
アイスは1日10個まで、と定められているオレにとって、まだ午後3時の時点で6個目となるとあとが...【カイメイ】お菓子がないなら・2【レンリン】
ねこかん
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休日、昼下がり、快晴。
それからソファにコーヒー。
なんて完璧な時間。
カイトはだらしなくソファにもたれながらプレーヤーの電源を切った。
サイドテーブルに詰まれたCDと歌詞カードの山は
少しの間だけ見ないフリをすることに決めたのだ。
首にかけたヘッドホンを外して窓を開ける。
熱のこもった部屋に冷たい...コーヒーホリディ(カイメイ小説)
蓮本
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宛先:姉さん
件名:今どこ?
本文:終電間に合うの?
差出人:姉さん
件名:Re:今どこ?
本文:にちょうめー
宛先:姉さん
件名:Re:Re:今どこ?
本文:どこの二丁目?
差出人:姉さん...【カイメイ】ステップブラザー・ステップ
キョン子
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「ねぇ、カイトってお酒強いの?」
「え?どうして?」
リビングのソファでの晩酌中、私はふと思いついた疑問を口にした。
ローテーブルの向こう側でラグマットに座っているカイトが、きょとんとした表情で首を傾げる。
「だって、酔ってるの見たことないんだもの。もしかしたら私より強いのかなって」
グラスに入った...【カイメイ】酔ってるのは、お酒にじゃなくて
キョン子
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「よし、乾いた」
ぱん、とシーツを叩くと、お日様の匂いがした。
今日は久しぶりの晴れ間だった。
いいお天気で湿度も低くて、溜まりに溜まった洗濯物をやっつけるにはうってつけ。
いつもは賑やかを通り越して騒々しいこの家も、今は私一人。
ミクとルカはマスターに呼ばれているし、双子はどこかに遊びに出かけてい...【カイメイ】彼の服
キョン子