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ボーカロイド。人の代わりに歌う為生まれたボーカルアンドロイド。声を用いて音を奏でる彼らは基本主たるマスターを敬愛し、尽くすようにプログラムされている。
二月十四日。世間ではバレンタインデーと称されるこの日、ボーカロイドカイトは生まれた。青いストレートの短髪、青い瞳、白いロングコートに青いロン...やらねぇよ
鐘雨モナ子
胸の奥で、或いは脳裏の向こうで。さわさわと、さざめくような感じがする。夢現で聞く街の音のように、明け方の夢の尻尾のように、とても近いのに掴めないところで。俺をくすぐるそれは、多分『KAITO』なら皆が今感じている筈だ。それは歓びの声。倖せの歌。
今日は、特別な日だから。
* * * *...2.14 ~Sweet*2~【兄誕2012*第1夜】
藍流
寒さが一層厳しくなるこの時期は出かけるのも億劫で、カーテンの隙間から零れるように差す朝日など見ないフリをして布団に潜ったままでいたい。そう思うのは人間だけではないのか、カイトもまた何度目かの寝返りを打った。
しかし、時折布団の中から聞こえる溜め息は、ただ単に寒さを嘆いてくるまっているようには見え...2月14日
安堂那津
* * *
彼女が起きてから早いもので数日が経った。彼女は相変わらす元気で、寝込むようなこともない。
「マスター、それ、楽譜ですか?」
ふと、彼女がひたすら画用紙に書いている線を見て、僕は聞いた。彼女は頷くと、画用紙を反転させて僕に見せる。
『カイトに歌ってもらいたいの』
「……いいですよ。完成した...reir5後編
若坂癒時
She Side
よく、現実か夢か分からなくなる時がある。
だけど今は夢だと分かる。体は重いし、まぶたは開けようとしても開けられない。
一度、起きようかとしたが、面倒になってやめた。諦めて夢に体を預けると、夢がぐにゃり、と動き出した。
喉と肺の病気が発覚したのは、幼い頃だった。お偉いさんの前で歌って...reir5前編
若坂癒時
彼女の実家に来て数日が経った。
彼女は兄弟からのいじめを受けつつも、本来の目的の日まで、ひっそりと練習をしていた。僕自身、つい最近まで『本来の目的』なんて知らなかったが、母親に呼び出されたまま帰ってこない彼女の留守番をしつつ、唯と縁側で話していたときのことだ。
「もうすぐなんねぇ」
と、唯が独特の口...reir3後編
若坂癒時
彼女からもらった藍色の着物を着て、黒い帯をしめる。
「カイト。男の人は帯を腰に巻くの」
彼女のを真似たせいか、お腹辺りに巻いてしまった帯を直す。
彼女は深緑色の着物を完璧に着こなしていた。髪を上に結い上げ、金のかんざしで止める。
「じゃ、行こうか」
彼女はそう言い、下駄をはく。
「はい」
僕もはくが...reir3前編
若坂癒時
「おはようございます」
朝方。僕・カイトはゆっくり起きて、リビングへと歩きながら、ソファに座っている彼女にそう言った。彼女は振り返ると、やぁ、と言わんばかりに片手をあげて返事を返した。
彼女は肺から喉にかけて病を持っている。だからか、時たま声が出なくなる日がある。そう、それはまさに今だ。彼女が『おは...reir2
若坂癒時
僕が目を覚ますと、彼女は僕を見て柔らかく微笑んだ。白い肌とふんわりとカーブを描く癖毛がより一層彼女の優しさを引き立てている。僕はこの人がマスターだと認識すると、深く頭を下げた。
「はじめまして。カイトです」
「うん、はじめまして」
その声は優しい顔に似合わず低い。だが、少し掠れたような声でも、僕には...reir1
若坂癒時
それは、今から少し――十年ほど前のクリスマス。
「…レンはぁ?」
ぷぅっと頬を膨らませて、小さなリンは不満を全面に押し出して言った。
「レン君はマスターとお仕事。レン君がんばってるから、リンちゃんもがんばって我慢して、ね」
どうにか妹をなだめようとするミクだったが、そんな理屈でハイそうですかと...リンは変わらない。
リオン
ある日ある朝、目覚めてみたら。
ナゾのイキモノが、俺のベッドに侵入していた。
すうすうと健やかな寝息を立てるソイツは、蒼い髪、白いコートに青いマフラーの、どう見てもKAITOだった。そこまでなら。
だがしかし厄介な事に、そこで終わっちゃいなかった。まずサイズがおかしい。矢鱈にコンパクトで、し...B.C.D?!【「D.D.D.」セルフパロ】
藍流
善人なる淑女
私の部屋にもボーカロイドがいる。創作の糧にと、少し前に購入した。
この世に偏在する数多の少女趣味者、自称表現者、先進主義者、うまいこと一発当てたい人たちの部屋部屋に存在するものと寸分違わぬボーカロイドが、私の部屋にもいる。
ソフトウェアたる彼女たち(便宜上こう呼ぶ)は、様々な嗜好...善人なる淑女
@NoeL
※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』
恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメン...シャングリラ・最終話~機転と歓喜と謀(ハカリゴト)~【カイマス】
akira
コラボ宛投稿はこちらのページ(マイページ)には反映されないので、一覧リンクです。
□コラボ&投稿概要□
【ドキッ!KAITOだらけの水着大会!!】
とにかくKAITOが水着ならおk!というステキ企画☆
イラスト部隊の皆様が様々な水着兄さんを投下される中、私もSSにて参加しました。
ゼロイチ、カイマ...コラボ宛投稿リスト【ドキッ!KAITOだらけの水着大会!!】
藍流
私、初音ミクはただいま マスターの家で歌の活動をしています。
今日は月に一度の給料日の日 そのお金でネギをごっそり買おうと思います。
ミク「うふふのふ♪ 今日はきゅ~うりょ~うびの日ぃ~♪」
そして今、私は機嫌がいいです でもなんかちょっと音程がおかしい気が…
ミク「気のせいか。」
タッタッタ…
G...みくとういるす。
西白
◆MEIKO◆
「MEIKOお姉ちゃん、おかわりー!」
ミクが納豆の入っていた器を持ってくる。
「納豆0.1、ネギ9.9でお願い♪」
「もう全部ネギにしてあげるわ」
「やったー!」
「ミク姉ばっかりずるい!」
「え? リンネギ好きだったっけ?」
「好きじゃないー! ミク姉好きな物食べれてずるい!」...【カイメイ注意】MEIKOさんがKAITO君を恋愛感情として好きになるまで4
絢那@受験ですのであんまいない
※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』
恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメン...シャングリラ・第十九話~暴走~【カイマス】
akira
※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』
恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメン...シャングリラ・第十八話~傷痕~【カイマス】
akira
※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』
恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメン...シャングリラ・第十七話~慟哭~【カイマス】
akira
(ボーカロイドと未来とツチノコの歌7【2020年編パート2】の続きです)
【ボーカロイド年表】(※妄想です)
2020年代
・斎藤総理による『三大ロボット計画』開始。ボーカロイドの知名度が全国に広がる。
・『三次元ボーカロボ』専用巨大工場可動開始。一般家庭にも三次元ボーカロボ...ボーカロイドと未来とツチノコの歌8【2504年編】
PなりたいP
「「マスター、アイスケーキ買って♪♪」」
綺麗にハモった弾んだ声に、私は「はぁ?」と首を傾げた。
「いきなり何言ってんの、KAITOズ。ワンダーランドじゃあるまいし、なんでもない日、ばんざーい♪とか無いですから」
「う。やっぱり理由がないとダメですか?」
「兄誕……いや、その前にクリスマスが来るか...the 1st
藍流
こんにちは、私は鏡音リン。この頃は収録のみならず、マスターのところに行くのが日課になってるんだー♪ なんでも、絵日記描くのを始めたらしくて・・・まぁ、リンさんとしては、マスターに会えるからとってもすっごく嬉しいんだけどw 足取り軽く、マスターのいるところへ。・・・あー、どこでもドアほしいなー。あれあ...
日常的環和 36話 ミクちゃんのひみつ
もごもご犬
※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』
恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメン...シャングリラ・第十六話~過去~【カイマス】
akira
一見、何の変化も見られない双子。これから何が起こるのか、キカイトには予想すら立てられなかった。
「生きるって大変ね…」
眠りから醒めたリンの第一声だ。
「あぁ、生きるって大変だ…物を食べなくてはいけないし、休むために寝なくてはいけないし、嫌だと思っても日々働かなくてはならないし」
「働けど働けど...不完全な機械人形(おまけ)2
鐘雨モナ子
※ この作品は 『不完全な機械人形』シリーズのおまけです。
一応作品としては終了しているのでこれはあくまでもおまけです。
救いが無いのが嫌な人の為に?と、思ったのですが余計救いようが無くなった気がしますorz
本編の感じをぶち壊してしまう可能性があります。
それで...不完全な機械人形(おまけ)
鐘雨モナ子
暗闇蜃気楼
一人 震える フォルダ
あの子の声も 聞こえなくなった
もとから僕は いてよかった?
考える事すら ままならない
捨てられてしまう 運命なんて
わかっていた ハズ なのに
ココロフォルダはショートする
僕を助けてくれた アナタに思わず焦がれて
数日間 決まってたのに どうして好きになって...暗闇蜃気楼
*ちるらむ*
少女のような小さな手。貧しい娘の白い手は貧民街の者としては色艶も良く、美しい。
慎ましく暮らしてはいるが貧困に喘ぐ人々の中にあってまだ食べる物があると言う程度の裕福さは保っている。
かつて化け物を有した魔女の姿。現在では町娘程度の暮らしを以前と変らぬ場所で過ごしている。
「ありがとう」
呪文...不完全な機械人形4
鐘雨モナ子
「……あ?」
少し掠れた低い声の、たった一音。それが僕らに向けられた、マスターとなる人からの最初の言葉だった。
とりあえず、と通された部屋の中、その人は一頻りノートパソコンを弄って額を押さえた。マウスを放した手が何かを探すように彷徨い、はたと動きを止めて空を握り込む。奇妙なその仕草を目で追いなが...D.D.D. -ディドリーム・ダイアリー
藍流
広い客間。ベッドの上に寝かされた主人。
「少し落ち着いたらどうかな?医師の話では疲労の蓄積が原因だとか。そう心配する事は無いだろう」
後ろに控える包帯まみれの怪しい医師の診断だ。領主も作り笑いをしている。そして主人の倒れ方も異常だった。とてもそんなうさんくさい診断など宛にできない。
「僕はマスタ...不完全な機械人形3
鐘雨モナ子
※諸注意
・カイト×マスター(女性)
・妄想による世界観
・オリキャラ満載
・カイトは『アプリケーションソフト・VOCALOID・KAITO』の販促用に開発されたキャンペーン・イメージロイド(?)機械的な扱い、表現を含む
・女性マスターの一人称が『オレ』
恐らくツッコミ処満載ですが、エンターテーメン...シャングリラ・第十五話~深淵~【カイマス】
akira