タグ「初恋メロディー小説版」のついた投稿作品一覧(33)
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その8
合唱部が舞台に上がって、みんなの真ん中に立ってる流香と同じように
ガク君は…どこだ?
ガク君を探したがすぐに見つけることができなかったので
「流香…始まる…」
隣でキョロキョロしてる流香に小声で言うと
「あっ、うん」
流香が返事をして歌が始まった
そし...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その8
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その7
流香と本屋に行ってから1週間後の文化祭。
私達にとって最後の文化祭がやってきた。
その土曜の夜に私はヒロと優希に電話をした後、サキに電話をかけた。
「もしもしサキ?私だよ、ハナ」
風呂上り、頭を拭きながら電話に話しかけると
『分かるよ…どうしたの?』...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その7
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その6
私達、合唱部みんなが2年生になり、半年たった10月
また文化祭がやって来た。
今年こそはガク君がやってくるだろう。
去年の文化祭はお母さんが病気で倒れたから仕方がないが、今年こそは
文化祭に来て合唱部の、いや流香の歌を聴いてもらいたいと思っていたけど、...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その6
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その5
4月に合唱部を結成してから半年後の10月
高校最初の文化祭を一週後に控えた日の昼休み、私は流香とご飯を食べていた。
「んで?ガク君は文化祭に来れるの?」
流香は自分で作ったお弁当、私は牛丼屋で買った牛丼を食べている
「うん。日曜日の朝に電車に乗ってくる...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その5
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その4
家に帰りベッドの上でサキを説得できなかったことに私は
ごめんね…流香…
流香に少し罪悪感を持った
流香に内緒にしてねって言われたのに…はぁ~何やってんだか私は…
天井を見ながらため息をついた
サキを合唱部に入れることができなかったから…どうするんだろ…...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その4
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その3
次の日、放課後になってすぐにサキの教室に流香と向かって
「サキさ~ん?いますか~?」
「サキ~?いる?」
と私と流香が後ろの扉から中を覗き込むがサキはいなかったので
「ねぇねぇ、サキ知んない?」
クラスの子を捕まえてサキのことを聞いてみるともう帰ったみ...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その3
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その2
次の日の昼休みに私と流香は
「んーじゃ、まずはヒロと優希(ゆき)がいるクラスに行こっか?」
「うん。ハナ…スカートにお昼の焼きそばがついてる」
お行儀悪くご飯を食べたせいでスカートに食べかすが付いたみたいだ。
そしてヒロ達の教室に行くが2人がいないため...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その2
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その1
それは私が……いや、私達が高校に入ってすぐの部活説明会から始まった。
体育館での部活説明会を私達1年生は体育座りで聞いていた
「それでは最後に演劇部の紹介です」
と先生が言って歩いてきた先輩を見ると
おぉ~あの先輩めちゃくちゃ可愛い~誰かな?あの先...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福その1
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過去巡り 外伝 『花の祝福』 その0
まず謝るよ…ごめんね……
あなたが私に内緒にしてね?と少し恥ずかしそうにお願いをして私と
した約束を、私が破って話してしまったとしたら何て言うかな?
やっぱり怒るのかな?
なんで言ったの?と私を叱る?
それとも仕方ないなぁと笑って許してくれるかな?...初恋メロディー 過去巡り 外伝 花の祝福 その0
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初恋メロディー 過去巡り そのじゅー
合唱部が舞台に上がり、みんなの真ん中に立って私はガク君を探したが
あれ?どこにいるの?
なかなかガク君を見つけることができなかった
あれ?あれ?とキョロキョロしてると
「流香…始まる…」
「あっ、うん」
ハナに言われ歌が始まった
歌ってる最中にガク君の姿を探して...初恋メロディー 過去巡りその10
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初恋メロディー 過去巡り そのきゅ~
文化祭を一週間後に控えた日。
私は部活の後にハナと一緒にショッピングモールに来ていた。
1階の本屋でハナの参考書選びに付き合っているのだ
「ごめんね~いまさら参考書選びに手伝ってもらって~しかも文化祭前の
この忙しい時期にさ~悪いね?」
アッハッハ~と笑いながら...初恋メロディー 過去巡りその9
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初恋メロディー 過去巡り そのはち
2年の文化祭もガク君は来れなかった。
日曜の一般公開の前の土曜日に風邪をひいたのだった。
土曜の夜に私がガク君に電話をすると
『明日…絶対に行くよ……ゴホッ!ゴホッ!…治して行く…平気だから…大丈夫…』
と息を切らしながら話していたが
かなり具合悪そう…
これじゃ...初恋メロディー 過去巡りその8
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初恋メロディー 過去巡り そのなな
舞台袖から舞台に上がり私はガク君を探したけど
「…え?」
ガク君の姿が無くて私は少し驚いた
え?なんで?なんでガク君いないの?
並んであるパイプ椅子の列のどこにもガク君は座っていなかった
私が何度もガク君を探してキョロキョロしていると
「流香…始まるよ…」
隣に立...初恋メロディー 過去巡りその7
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初恋メロディー 過去巡り そのろく
10月の秋の夜。自分の部屋のベッドでガク君と電話で話していた
「来週の土曜が生徒達だけ日で、日曜が一般公開の日だからね?」
大丈夫?来れる?部活休めるの?」
ガク君とは週に3~4回電話で話をしている。
本当はもっと電話したいけど、ガク君も夜遅くまで部活をやっている...初恋メロディー 過去巡りその6
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初恋メロディー 過去巡り そのごー
「やっぱりいたね…」
サキが部室に入るなりそう言った
「え?え?何でサキ来てるの?あれ?演劇部は?」
え?なんでサキが来るの?
私がサキに近づきながら聞くと
「私も合唱部に入ろうと思って…いいでしょ?」
サキが更に意外なことを言ってきたので
「は?え?何で?だ、だ...初恋メロディー 過去巡りその5
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初恋メロディー 過去巡り そのよん
次の日の昼休みに私とハナがご飯を食べていると、ハナが
「さて、我々のパーティにヒロと優希が加わったわけだが…」
「パーティって…FFじゃないんだから…」
私は自分で作ったお弁当、ハナは今日はコロッケパン
「問題は…サキだね。いや、問題のサキだな…」
「そうね…問題...初恋メロディー 過去巡りその4
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初恋メロディー 過去巡り そのさん
次の日、昼休みになり私とハナは
「んーじゃ、まずはヒロと優希(ゆき)がいるクラスに行こっか?」
「うん。ハナ…スカートにお昼の焼きそばがついてる」
スカートをパッパッと払い、元合唱部のヒロ達がいるクラスに2人で向かった
ヒロ達を探すが…
「いない…ねぇ」
「うん。...初恋メロディー 過去巡りその3
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初恋メロディー 過去巡り そのにー
「………はい?」
ハナの返事に私は
「はい?やってくれるの?私と一緒に合唱部作ってくれるの?
ありがと~ハナ~~、持つべきは友ね~大好き~~」
にっこり笑顔でゴリ押しすると
「いやいやいやっ!!何ナチュラルにゴリ押そうとしてんのよ!?
やんないよっ!!嫌だよ!!あ...初恋メロディー 過去巡りその2
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初恋メロディー 過去巡り そのいち
未来音符 その6から
「はぁ~、重かったぁ~~」
ドサッ!と合唱部の部室から持ってきた楽譜や、先輩達が
持って帰らなかった私物を自分の家の机の上に置き、ため息をついた
「先輩達も私物を持って行って卒業してよ~~、もぉ~発つ鳥後を濁すだよ」
合唱部は私が今日、演劇...初恋メロディー 過去巡りその1
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのはち
朝日が窓から入ってくる
朝日で私の部屋全体が明るくなっていて、埃がキラキラと光っている
……もう朝だ……起きなくちゃ…
ぼんやりとした頭で思考を始めて、
……そういえば……何で…
むっくりと起き上がり、かけていた布団をとりながら
「…ん~、おはよ~~、レ~ン……」...初恋メロディー 双子蜜柑その8
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのなな
「…リ………ン……?」
す~、す~、す~、むにゃむにゃ…
えっと………これは……えっと……
す~、す~、す~
つまり……
「あっ……寝てるんですか……」
なぜか敬語になった
部屋の主のリンはベッドの上で寝息を立てている
す~、す~、す~...初恋メロディー 双子蜜柑その7
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのろく
「はぁあ?まだ帰れない?なんで~~?」
レンは当然の様に「帰れない」と言ってきた
『しょうがないじゃん、3人でやってたらたまたま昔のヤツ等が来て
10人ぐらいになっちゃって、みんなバスケできるから
みんなで総当りやるか!ってなっちゃったの。
そんで今、総当...初恋メロディー 双子蜜柑その6
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのごー
「英語の宿題ぃぃ???」
レンは私に「俺の英語の宿題を代わりにやれ」と言ってきた
「え~~やだよ~」
「言うこと聞くんでしょ?はいよろしくっ」
と私にノートを渡してきた
「え~~、だって今日の英語の宿題って難しいから、レンと二人で
やろうと思ってたんだよ~
無理だ...初恋メロディー 双子蜜柑その5
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのよん
夜の道を2人で並んで歩く。
家の近くのコンビニの前を通りかかった時に、
「ねぇ~レン~、アイス食べていい~?一緒に食べよ」
いつもみたいにレンにねだってみるが…
「ダメですっ!」
怒られた…
しかも、割と強めだし…
「え~なんでよ~」
諦めずにレンに聞いてみると...初恋メロディー 双子蜜柑その4
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのさん
私たちの家の近くの公園まで、ずっと何も話さず、でも手を
繋いで二人で向かった。
公園に着いた。
その公園は200m×200mの大きさの公園で、公園の中には区営の体育館や
野球場があり、長くはない散歩道もある結構大きな公園だ。
公園の入り口は特には無く、接している道...初恋メロディー 双子蜜柑その3
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのにー
レンを引っぱたいたら、私の機嫌は良くなった。
でも、レンは…
「じゃあ、ちょっと寄るからね…」
と、ショッピングモールに着いてから
かなりブスッとして、3階のスポーツショップに入っていった。
「待って、待ってよ~」
私の声を無視してスタスタとバッシュコーナーに行っ...初恋メロディー 双子蜜柑その2
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初恋メロディー 双子蜜柑 そのいち
キーンコーンカーンコーン……
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く
部活に行く子や、教室に残りだべる子、
私は、
いや、私達は下校しようとしていた。
「リーンちょっと待っててー
俺ちょっと部室に忘れ物したから取りに行くわー」
「分かったーじゃあ校門とこで待っとく...初恋メロディー 双子蜜柑その1
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初恋メロディー 未来音符 そのろく
窓から朝日が入ってくる
家のすぐ近くが大通りだから、車がけたたましく走っている
目を閉じながらでも朝になっているのが分かる
あれ……?朝になってる…?何で…?
ぼんやりとした頭で
昨日……いつのまにか……寝ちゃったのかな……?
そうだ…流香先輩と……それから……
...初恋メロディー 未来音符その6
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初恋メロディー 未来音符 その5
電話を通して私と流香先輩は泣いた
私がただ泣いている間、流香先輩はずっと、ごめん、ごめんね…
そう私に謝り続けた
しばらく経って2人が落ち着いたときに
「…流香先輩は…」
『…うん…』
「…私と海斗先輩をくっつけたいんですか?…」
『……海斗君とミクが出会って…...初恋メロディー 未来音符その5
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初恋メロディー 未来音符 そのよん
「え?いや?ちょ、ちょっと待っ
バタンっ!!
海斗先輩が何か言い終わる前に家に入り、ガチャッ!!
と鍵をかけた
信じられないっ!!
よりによって相手の家の前で言う!?
ムードとか以前の話だ!!
玄関で靴を脱ぎ、私がドスドスと台所に行って午後ティーのストレートを飲ん...初恋メロディー 未来音符その4
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